感染症速報履歴2004rireki

今年最後の報告です。先週あたりから、溶連菌感染症、水痘、また郡部でおたふくかぜが増えてきました。

年末になって、ぐっと冷え込みましたが、感染性胃腸炎は横這いです。大洲、松山でインフルエンザが報告されて

いますが、流行には至っていません。全国的にも、まだ散発のようです。インフルエンザワクチンは昨年に比べ

品薄ということもなく、当院でも昨年を少し上回る接種成績でした。大きな流行がないことを期待します。

メールによる育児相談は500件弱で、やや少なくなりました。大手企業の参入、各小児科クリニックでも行われる

ようになっているようでそうした影響もありましたが、一方、ネット上のトラブルも増え、警戒感も強まっているように

感じます。国、IT企業により安全なシステム対策を望みたいと思います。

今年は、コメントのしようがないほど次から次に大きな事件がありました。来年こそ、平穏な一年になって欲しいと

思います。手始めに紅白を自粛して欲しかったのですがそんな気配はないようです。

では皆様、よいお年を。(30 DEC 04)

外来の状況は変化がありませんが、マイコプラスマによると思われる気管支炎、肺炎、RSウィルス感染症の

報告が散見されるようになりました。

今年もあと一週間あまり、インフルエンザワクチンは何とか在庫切れにならず済みそうです。

インフルエンザ全国情報

 宮城県と岐阜県で今シーズン初のインフルエンザ注意報が発せられました。2004-2005年シーズンでは全国で初めての注意報です。

 全国平均の定点当たり報告数は0.242と少なく、感染症情報センターでは「依然として散発にとどまっている」としています。

(註)ちなみに、警報は大きな流行の発生・継続が疑われることを示すもので、インフルエンザの定点当たり

報告数(医療機関当たりの患者数)が30を超えると発せられ、その後10以上だと警報を維持する。

注意報は10を超えると発せられ、流行の発生前であれば、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性がある

ということ、流行中であれば流行が継続している(終息していない)可能性が疑われることを意味する。

ということで、ワクチン接種は今少し時間的余裕があるようです、考慮中の方はご相談ください。

年末年始のスケジュールはこちら(23 DEC 04)

感染性胃腸炎が依然多く見られますが、比較的軽く推移しています。溶連菌感染症が、市南西部を中心に

急増です。松山市でB型インフルエンザが報告されましたが拡大はしていないようです。

さて、今年も余すところ二週間、過ぎゆく時の早さに驚いています。

来春からのBCG接種方式変更については、先週のこの欄を読んでおいてください。(16 DEC 04)

感染性胃腸炎が依然多く見られますが、比較的軽く推移しています。溶連菌感染症も散発していますが

他の流行性疾患はほとんどみられません。都市部でインフルエンザがはやりはじめ学級閉鎖もあるようですが、

その他流行地で愛媛県に一番近いのは岡山のようです。ただし、「質問箱」からの情報ですが、

上海では11月からB型が流行しているようです。松山、上海は定期航空路が開設されましたので、

従来とは違うルートで入ってくる可能性もあります。

さて一方、来春からのBCG接種方式変更についてです。重要ですので再掲します。

厚生労働省健康局長から

各(都道府県、政令市、特別区)衛生主管部(局)長宛の健発第1018001号 平成16年10月18日

結核予防法の一部を改正する法律等の施行について(施行通知)によると、

結核予防法施行令の一部を改正する政令(平成16年政令第303号)及び結核予防法施行規則の一部を改正する

省令(平成16年厚生労働省令第148号)がそれぞれ平成16年10月6日に公布され、

いずれも平成17年4月1日に施行されます。

ポイント(下線、私)

1 改正の趣旨

  ツベルクリン反応検査(以下「ツ反」という。)不必要な予防内服等の弊害を回避すること等の理由から、

ツ反を行わずに定期の予防接種を行うこととした(法第 13条関係)。

2 実施時期(定期)の見直し

結核の感染前に予防接種を実施することにより乳幼児期の重症結核等を予防するという観点から、

ツ反の廃止とともに早期の予防接種を行う事とし、接種時期を医学的知見に基づき、

生後直後から生後6月に達するまでの期間とすることとしたこと(令第2条の2関係)なお、実施時期の見直しを

踏まえ、個別接種の推進、乳児健康診断との同時実施等の接種機会の拡大などに努め、確実に接種を受けられ

る環境を確保すること。また、市町村の状況(地理的条件、交通事情、災害の発生その他の特別な事情)により

やむを得ないと認められる場合においては、1歳に達するまでの期間の接種を例外として認める規定を設けること

としたこと。ここにいうやむを得ない事情とは、例示にあるような市町村にける客観的事情を言うものであること。

 なお、経過措置は、設けられていないので留意すること。

まだ、市町村の対応はありませんが、来春の時点で6カ月を過ぎていて、BCG未接種の場合、任意(有料)で

接種しなくてはならなくなる、12月に産まれたお子さんは現行法律で3カ月になったらツ反を受けBCG接種、

ただし1カ月しか猶予がない、あるいは4月になってすぐ、生後6カ月になるまでにツ反なしでBCG、ただし

2カ月しか猶予なし、こんな感じになります。誰が考えるんだか、、、、(9 DEC 04)

今年も師走になってしまいました。アッという間、いろんなことがありすぎる、いろんな情報が入りすぎる、

もう少しゆったり静かな日々を望むのですが、もう後戻りできないでしょうね。

さて、外来の傾向は変わりありません。

冬休み、お正月、移動の季節です。ワクチン接種、体調管理、常備薬の準備など万全ですか?(2 DEC 02)

安定した気候のせいか、嘔吐下痢症も含め流行性疾患は散発です。

厚生労働省の「予防接種に関する検討会」は24日、はしか(麻疹)や風疹の予防接種を現在の1回から2回に

増やす方針で合意しました。大人になってからも免疫を維持し、国内から病原体を排除して散発的な流行を防ぐに

は、生後90カ月以内に2度の接種が必要とやっと判断したようです。

早ければ06年度から実施すると報道されました。 (毎日新聞)朗報です。

先週1週間、穏やかな日が続きウィルス性胃腸炎はやや横這いですが、都心部では急増しているようです。

さて、来春からのBCG接種方式変更についてです。重要ですので再掲します。

(18 NOV 04)

コメントは先週と変わりありません。今週は比較的穏やかな天候に恵まれましたが嘔吐、発熱を

主体としたウィルス性胃腸炎がさらに急増です。

来春からのBCG接種方式変更について大切ですのでしっかり読んでおいてください。(11 SEPT 04)

コメントは先週と変わりありません。嘔吐、発熱を主体としたウィルス性胃腸炎が急増です。

全国的には都市部ですでにインフルエンザによる学級閉鎖があり、例年より1カ月ほど早いようです。

ワクチン接種希望者も出足が速いようです。

先週もアナウンスしましたが今秋最後のポリオが台風で影響を受けました。来れなかった方のために

11月9日追加の機会が設けられます。台風以外の理由でできなかったかたもかまいません、

市に申し込んでください。(4 NOV 04)

ひさしぶりに穏やかな1週間かと思っていたら、新潟で大きな災害が起きました。

被災された皆様には言葉もありません。

さて、外来はこのところの急な冷え込みでウィルス性胃腸炎が目立ってきました。嘔吐、発熱、そして下痢という

パターンのようです。マイコプラズマ気管支炎、肺炎もちらほら、長びく熱、咳にはご注意下さい。

DT、インフルエンザワクチンが重なって予防接種が急増です。早め早めに予約しておきましょう。

インフルエンザ対策は、11月広報に小林先生が簡潔、的確なコメントを書かれています。参考になさってください。

先週もアナウンスしましたが今秋最後のポリオが台風で影響を受けました。来れなかった方のために

11月9日追加の機会が設けられます。台風以外の理由でできなかったかたもかまいません、

市に申し込んでください。(28 OCT 04)

またまた台風が襲来し、当市でも死者が出ました。自然災害の少ない当地ですが、土砂崩れによる

犠牲者で、まさかと思っています。お悔やみ申し上げます。

さて、めっきり朝夕冷え込むようになって、感染性胃腸炎が急増です。そのほかは特に目立った流行性疾患は

ありません。保育園児を対象とした園児祭りがあったそうですが、おたふくにかかったお子さんを「隠して」

参加させた親が何人かいたそうです。いったい何を考えているのやら、このところ温厚になった私ですが、

久々に怒りを抑えることができませんでした。

先週もアナウンスしましたが今秋最後のポリオが台風で影響を受けました。来れなかった方のために

11月9日追加の機会が設けられます。台風以外の理由でできなかったかたもかまいません、

市に申し込んでください。(21 OCT 04)

寒暖の差がはっきりしてき、喘息も含め咳や鼻のかぜひきさんが増えてきましたが、いわゆる流行性疾患は

散発です。

そろそろインフルエンザワクチンの季節です。都会では予約が殺到しているそうで、またぞろ品薄なんてことの

ないよう願いたいものですが、世界的な状況も影響しますので、希望のかたは予約だけでも早めにしておいて

ください。今年は、大量に購入し、大量に返品するという悪質病院は「公表」するという情報もあり、

増産もされていますから大丈夫とは思うのですが、さて。価格は例年通り2500円/回、

家族で複数名なさる場合、割り引きます。

ちなみに、長崎市は、今年からは行政補助2500円/回出るそうです。

うらやましい限りですね、行政の姿勢、理解度が違うのでしょう。(14 OCT 04)

外来は、特に大きな変化はありません。閑散としています。ここ1週間はやっと落ち着いた秋晴れの日が

続きましたが、週末に向けまたまた台風の動向が心配です。さて、小学校6年生のDTがはじまっています。

学校医、かかりつけの小児科で接種できます、忘れないでください。就学時健診の時期でもあります。

昨年から済ませておくべき予防接種をチェックし、未接種の場合入学までに接種するよう指導されています。

やっと欧米なみに近づいたと言えます。(7 OCT 04)

外来は、特に大きな変化はありません。閑散としています。またまた台風がやってきました。

先の二つ(台風は個で数えるのかな)に比べると風は穏やかなものでしたが、ひんやりとして雨も冷たくなりました。

大きく秋へ季節が動いた感じがします。

で、今秋最後のポリオがこの台風で影響を受けました。来れなかった方のために

11月9日追加の機会が設けられます。

厚労省から「風しん」に気を付けましょう」緊急提言が10日出されました。当地では全く流行はありませんが、

全国各地で拡大しているようです。重大な問題ですので以下、参照してください。(30 sept 04)

http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/04/tp0428-1.html

外来は、特に大きな変化はありません。閑散としています。

無菌性髄膜炎が二例報告されていますが、予後は良好でしょう。

ここにきてやっと落ち着いた天候になり、朝夕は明らかに涼しくなってきました。

運動会練習の疲れも加わり風邪ひきさん、喘息の患者さんがややめだった程度です。(23 SEP 04)

 

外来は、特に大きな変化はありません。

このところ当市では、午後になると激しい雷雨に見舞われ、まるで熱帯みたいな天候、本当に地球温暖化を

身をもって感じています。

さて、10月になると就学時健診の時期です。昨年から、就学児童の予防接種接種状況がチェックされるように

なりました。実質上、定期接種は就学時には済ませておかなくてはならないと文部科学省が明文化したのです。

対象児をお持ちの保護者の方はこの際母子手帳などを見直し済ませましょう。

7歳半まで公費負担でできます。詳しくは日本小児科医会HP(もうすぐアップします)(16 AUG 04)

 週はじめに再び台風18号が九州に上陸し全国に記録的な被害をもたらしました。

 被害に遭われた皆様、お見舞い申し上げます。この台風の特徴は、16号に比べ速度が速くアッという間に通過するかに見えたわけですが、暴風圏と強風圏がほぼ同じ勢力で結果的に強風圏は広いわけで、長い時間激しい風が吹きました。16号で、二股に分かれた枝の一本が折れましたが、今回は残りがやられ、ついにこんな風になってしまいました。

外来は、特に大きな変化はありません。(9 SEPT 04)

外来はあいかわらず平穏ですが、8月30日朝から台風16号に見舞われました。クリニックの正面にある桜の古木が風速46,9mの強風耐えられず、右のごとく無惨なことになってしまいました。何年か前、国土交通省がかってに切りにきて、直談判で何とか伐採を逃れたのですが、自然の脅威には文句も言えません。さいわいけが人もなく、半分は生き残っていますので、また来年の春、元気に咲くよう養生してやろうと思っています。(2 SEP 04)

外来は平穏、閑散としていますが、いぜん、おたふくかぜはあいかわらずやや多く、手足口病も流行とまでは

行かないものの散見されています。

かぜは秋の気配を感じますが非常に強い日射しです。先週末は学会で大分へ行って来ました(医者の休日)。

週末にかけて、また台風がやってきそうです。(26 AUG 04)

今週はじめから再び台風15号の影響で激しい雨、雷雨、かぜに見舞われました。

外来は平穏、閑散としていますが、おたふくかぜはあいかわらずやや多く、手足口病が散見されるように

なりました。各地で食中毒が報告されています。ご注意下さい、といってもお店で食べたりする場合注意の

しようがないですが。

20日土曜日は、大分で開かれる外来小児科学会出席のため休診です。それまでに天候が回復することを

祈るばかりです。(19 AUG 02)

荒れた天気が続いていましたが、やっと落ち着いた一週間でした。少し秋めいてきて、元気だった

百日紅も散りはじめました。

あいかわらずおたふく風邪が多いのですがそれでもやっと下降気味です。風疹、手足口病、

伝染性紅斑と1例ずつでていますが、お盆で帰省された方でしょうか?こういう人の動きの多い季節は、

それがきっかけではやり始めますのでちょっと要注意です。

猛暑のせいか、いわゆるとびひも多く見られます。

お盆期間は例年通り休みません、通常の診療です。(12 AUG 04)

台風10号は予想通り四国に上陸しましたが、中心の西側は拍子抜けしたくらい穏やか、当地は

まさに西側で静かでした。が、11号は、かなりの雨を降らせました。そして、なんだか秋の気配。

そう8月に入りました。当地方の風習で、8月に入ると初盆の方のお宅に出かけ、お参りします。

さて、ということで、なんだか知らないうちに夏かぜも結局はやることなく、おたふくかぜの二波、三波だけが

流行中です。(5 AUG 04)

相変わらずの猛暑ですが、思わぬ方向から台風が近づいていて、週末四国は大荒れの予報です。

あいかわらず突然の高熱で来院される患者さんは少なくありませんが、特定の病名のつくようなタイプでは

ありません。いわゆる’夏かぜ’で、2日ほどで解熱し、随伴症状もなく、比較的元気です。

全国的には咽頭結膜熱(プール熱)が増えているとの情報があります。

咽頭結膜熱は、その病名の通り・発熱・咽頭炎・眼症状(結膜炎)を主な症状とする小児の

急性ウイルス性感染症(アデノウイルス)です。接触感染によって人に感染し、この季節に多くプールを介して

感染し流行することが多いので[プール熱]とも呼ばれます。が、プールでのみ感染するわけではありませんので、

不適切な病名という方もいますが、この呼び方の方が定着してしまっています。昨年比較的大きな流行があり、

今年はそれを凌ぐ大きな流行が見られているようですが、アデノウィルス迅速検査キットの普及で、

単なるアデノウィルス感染症(結膜症状がない)がかなり咽頭結膜熱として報告されている可能性があります。

当地ではあまり流行していません。

参考のために、厚労省ホームページ

http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/06/tp0614-1.html

定点報告数・過去10年間との比較グラフ

  http://idsc.nih.go.jp/kanja/weeklygraph/PCF.html

を掲載しておきます。

★もう一つ、暑さの中ぞっとする情報を。すでに報じられていますのでご存じかと思いますが、

熱冷まし冷却シートのによるあかちゃんのニアミス事故です。急な高熱の患者さんが多いこの季節よく見かけます

が、生後4カ月のあかちゃんに貼っていて、はずれて鼻と口をふさぎ呼吸ができなくなり、低酸素症を起こし

重い脳障害が疑われるとか、それほど小さい子に使っている例をでは見かけませんでしたから、また、当院の

事故例にもありませんでしたので、予想していませんでした。効果はあまりないという先生もいますが、ひんやり

気持ちがいいですから、多用されています。が、このくらいの乳児には要注意ですね。(29 JUL 04)

連日35度前後の猛暑でめっきり体力の衰えを感じています。当地、恒例の夏祭りが始まっていますが、

古い城下町ではありますが情緒のある祭りとは言えません。一言でいえば喧しいだけ。この市の姿を

象徴しているのでしょう。

外来は大きな変化はありませんが周辺部でのおたふく風邪流行が拡大しています。(22 JUL 04)

コメントは前週に同じ、この厳しい暑さは、地球温暖化のせいなのか、単に、我が身の老化のせいなのか、

日本脳炎ワクチンでやってくる真っ黒に日に焼けた小中学生を見ていると、後者かなとも思います。

作家?永井明をご存じでしょうか?医者の休日から、、、、、(15 JUL 04)

猛暑が続いた一週間でした。おたふく風邪が依然多いのですが、いわゆる夏かぜグループはそれほど

増えていません。が、暑さで体調を崩したお子さんが多く、高熱を出したり、おなかをこわすケースが目立ちます。

涼しい環境で、水分をしっかりとって、無理をしないように気をつけましょう。昔からいうように

夏かぜはこじらせやすいですから(8 JUL 04)

ここ数日夏本番の気候ですが、各地で集中豪雨や雷と梅雨明けを思わせる不安定な気象です。

先週水痘、おたふく風邪が下火かとお伝えしましたが、また増加傾向、昔からいわれるように夏場の風邪は

こじらせやすく、気管支炎などを起こすお子さんも増えています。温度管理、食の管理、十分な休養を

とってください。

今週の日曜日、トロイメライで第三回病児保育愛媛ブロック会が行われました。

詳細はトロイメライ新着情報で(1 JUL 04)

イランから質問された方がこんな素敵な物を送ってくださいました。

なんとペルシャ絨毯製マウスパッド、ちょっとかさつきますが

意外と使い良いです。

 

台風の通過後、本格的な梅雨に入ったようです。じめじめ、汗疹やとびひ、アトピーのお子さんにはつらい

時期です。感染性胃腸炎、ヘルパンギーナが増えている一方、水痘、おたふくはやや下火になってきました。

先週アナウンスしました日本小児科医会(名古屋)報告は「医者の休日」からどうぞ(24 JUN 04)

ここ一週間、ほとんど雨はなく、夏モード、一気に夏のウィルス感染症が急増し、高熱を出すお子さん、

嘔吐下痢、さらに溶連菌感染症も加わり、外来はにぎやかになってきました。体調管理が難しい季節です。

土曜日から、日本小児科医会(名古屋)へ行って来ます。17 JUN 04)

今日は暦の上で入梅だそうです。ここ2−3日中休みで晴れ間ものぞいていますが、明日からは台風の

影響を受けそうです。さて、外来は先週と変わりませんが、ヘルパンギーナだけでなく、発熱のみの夏かぜも

やや増加傾向にあります。突然高熱が、、、保育園から迎えに来るよういわれたといった例が増えています。

今シーズン前期ポリオは昨日で終了しました。対象であった大人の方もかなり服用されたようです。(10 JUN 04)

梅雨入り宣言がでましたが、翌日からさわやかな天候が続いています。これは例年のこと、

天気予報というのはよほど難しいことのようです。が、感染症の世界は正直で、夏かぜの一種ヘルパンギーナが

ちらほら、夏近しということです。外来の傾向は依然大きな変化はありませんが、ネット上のウィルスは活発です。

私のアドレスになりすましたメールも飛び交っているようですが、けっして着信拒否しないでください。

相談のお返事がつかないという例がありました。4〜5日経って届かないようでしたら、催促してください。

ポリオワクチンの日程が少なくなってきました。下記参照してください。(3 JUN 04)

ポリオワクチン:昭和50年から52年生まれの成人の、ワクチ ン再接種について

今週はようやく初夏らしい天候に恵まれました。修学旅行も、一週間のずれでずいぶんラッキー、

アンラッキーがありますね。

外来の状況は全く代わりはありません。

6月前半、臨時休診が多くなります、スケジュールをご確認下さい。(27 MAY 04)

梅雨寒というのでしょうか、うっとうしい天気の毎日です。おまけに台風が近づいています。

外来はあいかわらず水痘の小流行が続いています。夏かぜの一種ヘルパンギーナが報告されましたが、

限定的です。(20 MAY 04)

しばらく初夏らしいさわやかな日が続きましたが、今日はスコールのような激しい雨、梅雨の走りだそうで、

嫌な季節が今年も近づいています。外来は先週と同じ傾向、変化はありません。毎日学校健診、保育園健診、

ポリオ等々休み時間が削られています。(13 MAY 04)

GWはいかがお過ごしでしたか?天気予報がずれて、

悲惨な目にあった方も多かったのでは?私は荒天にも

関わらず名古屋方面に出かけていました。

しかも飛行機はプロペラ、フォッカー50というまさに

50名くらいしか乗れないかわいい代物で、覚悟して

いましたがこれが実に安定した飛行をしてくれました。

実は大の飛行機嫌いなのです。

さて、外来は変化なし、寒暖の差が激しく風邪をこじらせ

たお子さんが多く見受けられましたが、、、。(6 MAY 04)

さわやかな初夏のような日が続いていましたが、1昨日春の嵐に見舞われました。

外来は、平穏、水痘のみ高い水準で推移しています。GWがはじまります。子ども連れでお出かけの方、

無理なスケジュールは避けて、予備の薬などもらって出かけましょう。

ちなみに当院は1日午後から4日までお休み、5日は休日当番医です。(29 APR 04)

外来は先週と同じ傾向です。これから1カ月、学校健診、保育園健診が続きます。

この機会に未接種ワクチンのチェックをしっかりしましょう。

先週も注意しましたが風疹流行の兆しがあります。

国立感染症研究所 感染症情報センターのHPに特集が出ました。

    http://idsc.nih.go.jp/others/topics/rubella/index-rb.html

一方、インターネット上ではウィルスが急増しています。主にWORM_NETSKY.Pなどのウイルスメールが急増して

います。なかには、勝手にこちらのアドレスを「名乗って」、送信しているものもあるようです。私のアドレスを騙った

メールが、知人に配信されたり、それが送れなかったというメッセージが届いたり混乱しています。

こうなると手の打ちようがありませんが、とりあえずは、もしそうしたメールが届いたら「なりすましメール」ですので

削除して下さい。質問箱から届かなかったお返事もあります。私のアドレスを着信拒否にしてあったようです。

おそらく、そうしたメールがすでに届いていたのでしょう。何とか対策をとっていただかないとネットワーク自体が

機能しなくなってしまいます。(22APR 04)

インフルエンザは0になりました。依然水痘がかなり見られます。全国的には風疹の流行が

懸念されています。出産年齢のお母さんがたの抗体かが低いことが知られており、

先天性風疹症候群などの報告もでてきています。とりあえず、未接種の幼児は緊急に

接種しておきましょう。(15APR 04)

水痘流行はピークを過ぎたようですが、まだ、かなり高い水準にあります。

年度が替わり、アッという間に桜は散り、医療制度をはじめさまざまな変更があり、心身共についていけず

バタバタしています。(8 APR 04)

新年度を迎えました。水痘が急速に増えている以外、感染症の流行はありません。

この小さな町にもさまざまな変化が訪れていますが、開院当初のスタンスをしっかり堅持し、診療に専念したい

と思っています。この一週間あまり、サーバー工事のため、更新、「質問」ができない状況がありましたが、

おかげで余裕ができました。HPももうすぐ5歳になります。今後ともヨロシクお願いします。(1 APR 04)


クリニック前の桜が一昨日1個、昨日8個ほど咲き、全国でもトップで開花宣言が出されました。

昨年もトップだったと思います。で、インフルエンザはほとんど見られなくなりました。かわりに水痘がかなり

増加しています。全国的には、風疹が増加しているようです。(18 MAR 04)

不安定な気候ながら、確実に春めいてきました。インフルエンザも急速に減少し、先週に比しほぼ

半減ですが、まだ散発例が見られます。急な高熱が出た場合、疑っておく必要があります。

水痘が目立っています。入園、入学を前に忘れていた予防接種などチェックしておきましょう。(11 MAR 04)

ようやく春めいてきた感がありましたが、昨日あたりから再び寒の戻り、今日は小雪がちらついています。

インフルエンザは2種連続減少し、外来も平静化していますが、低年齢層に拡がりをみせ、予断は許しません。

水痘、おたふく風邪、溶連菌感染症が散発しています。(4 MAR 04)

今シーズンのインフルエンザ発症以来、今週初めて下降傾向が見られました。

このまま落ち着くかもしれませんが、当地区では、かなり早い時期からBがたが散見されていて、

徐々に拡大しています。この動向に注意が必要です。(26 FEB 04)

当院におけるインフルエンザ確認例とワクチン接種状況(2月24日現在)
  未接種 1回接種 2回接種 不明 合計
陽性(A型) 84(68,3%) 7(5,7%) 32(26%) 123
陽性(B型) 15(78,9%) 0(0%) 4(21,1%) 19
陰性 25(55,6%) 3(6,7%) 17(37,8%) 45
合計 124 10 53 187

 

インフルエンザは先週の勢いほどではありませんが、依然高い発症で推移し、年齢的にも、

ほぼ全年齢層に拡がっています。また、B型が徐々に見られるようになり、一度罹患した方が、

再度かかる恐れもあります。さらに、感染性胃腸炎もほぼ拮抗してみられ、高熱を伴う例も少なくなく、さらに

普通の風邪での発熱も混在し診断に苦慮しています。(19 FEB 04)

この一週間は、比較的穏やかな気候に恵まれました。が、インフルエンザは依然急増、

定点報告数は、9→49→196→224と増え続けています。残念なことに、25%程度の方がワクチンを接種して

いたにもかかわらず罹患しています。要因は様々言われていますが、ワクチンを接種しているからといって

安心しないように、基本的注意を怠らないでください。また、嘔吐下痢症も多く、前後してかかるケースも多く、

外来は混沌としてきました。(12 FEB O4)

立春だそうですが、また小雪が舞う冷たい日が続いています。この二週間で、インフルエンザは

およそ20倍に急増しました。ということで、当院の中間集計を発表しておきます。(5 FEB 04)

ちょっと見にくいですが、赤腺が当院のインフルエンザ

患者さん(迅速テストで確認した例のみ)の動きです。

青線は全国の小児科施設(有志)からの報告集計

です。

1月中旬からぽつぽつ見られるようになり、今週は

患者さんの半数に達しようとしています。

家族内感染などで、検査するまでもないケースは

含まれていません。

 現時点では、小学校低学年と間をあけて高学年に

ピークが二つあるようです。今後、乳幼児、小学校全般

へと拡大する懸念があります。ワクチンの効果に

関しては、たとえば5〜6歳を例に取ると70,6%の

方は未接種、10〜20歳の年齢層では75%が未接種

です。

ワクチン接種と罹患タイプ
  未接種 1回接種 2回接種 不明 合計
陽性(A型) 50 14 66
陽性(B型)
陰性 13
合計 59 18 82

この1週間四国も冷蔵庫に入っていましたが、やっと今日暖かな日射しが戻ってきました。

一気に雪も溶けそうです。その間インフルエンザは急増し、市内全域に拡大、年少児の罹患も目立ってきました。

今週のインフルエンザ情報

全国のインフルエンザ患者数などを早期に集計し、最新の流行状況を速報するシステムを

国立感染症研究所が開発、28日からホームページで公開しはじめました。

 これまでは集計、公表に2週間かかっていたのに対し、このシステムではリアルタイムで状況を把握できます。

一日一回更新し、前日までの状況が表示されます。大進歩ですね。

http://idsc.nih.go.jp/others/topics/newpage2.html

(29 JAN 04)

大寒の夜半から、当地にも雪が降り

気温も上がらず珍しく次の日の

昼になっても全く溶ける様子もなく、

さらに小雪が吹雪いています。

上表では9例のインフルエンザが報告されていますが、定点以外の報告では、すでにかなり患者さんが

増えています。津島、広見町の中学、高校では、集団発生状態ですし、松山市、松前町では学級閉鎖も

でています。できるだけ人混みへの外出を避け、うがい、手洗いなど励行しましょう。

今週のインフルエンザ情報

http://www.ehime-np.co.jp/newsflash/news20040119438.html

伊予郡松前町浜の松前中(大西淳弘校長、460人)で19日、インフルエンザと疑われる集団風邪が発生。

158人が発熱などの症状を訴え、うち55人が欠席した。

http://idsc.nih.go.jp/others/topics/inf-keiho/YR03/jmap-01.html

全国情報、やや遅れ気味ですが、、、、、。

 http://idsc.nih.go.jp/kanja/idwr/idwr2003-52.pdf 

昨年9月の予防接種経過措置終了で、風疹の流行にも看過できません。

ここに来てちょっと不穏な動きがみられているようです。 お隣の大分県で、昨年末から

風疹の小流行が始まっているようです。50週に10例、51週に4例だった風疹が52週には24例に

急増しているようです。今のところ臼杵市周辺に限定されているようですが、臼杵と愛媛は直結しています。

(22 JAN 04)

ついに宇和島でインフルエンザが確認されました。今週に入って内科系で2例、小児科系で3例

いずれもAのようでいずれもワクチン未接種例です。当院では、11歳、13歳、塾に通っている子もいましたし、

急速に拡がりかねません。もう1例は、幼稚園児のようです。城北、城南地区に分かれています。

松山でもかなり散発ですがでているようです。

なお、ワクチンが入手できました。やはり厚労省が今月いっぱいで在庫は返品不可としたことで、

あまったところからでてきたようです。ご希望の方はお問い合わせください。

今週のインフルエンザ情報

  http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040111k0000m040038000c.html

きわめて有用な抗インフルエンザ薬タミフルですが、突然一歳未満児には使うなということです。

根拠となったレポートの抜粋は以下のとおり、英語に堪能な方は読んでください。

Tamiflu is not indicated for either treatment or prophylaxis of influenza inpatients less than 1 year of age.

A single dose of 1000 mg/kg oseltamivir phosphate (about 250 times the recommended dose in children) in

7-day-oldrats resulted in deaths associated with unusually high exposure to both oseltamivir and

oseltamivir phosphate.

Further studies showed levels of oseltamivir phosphate in the brain to be approximately 1500 times those

seen in adult animals. It is likely that these high exposures are related to an immature blood-brain barrier.

・タミフルを避けるべきというレポートそのものが1000mg/kg(小児投与量の250倍)投与ですから

尋常ではないレベルと考えています。したがって医師の判断で使用すべきかな?と思っております。

レポートが出ているいじょうできれば避けたい気がします。(ある先生のコメント)

・タミフルは1歳児未満への適応を全て切ることで当面の不足は解消され、中外ロシュは国内での供給失敗の

責任逃れができそうなところでしたが、これでパニック再来したら帳消しですね、、、(これは鳥インフルエンザが

でてのある先生のコメント)同感です。

鳥インフルエンザ情報

http://www.asahi.com/science/update/0112/002.html

安全といわれても、、、、、あとは豚だけか?

(15JAN 04)

感染症情報第1週です。当地ではこの週、抜けるような青空が続き、大変すごしよいのですが

空気は乾燥しています。インフルエンザはまだですが風邪の流行しやすい状況、火事とともにお気をつけください。

インフルエンザは関東、東北で警報がでた県もあるようです。ワクチン2回目が未だの方は間隔を短くして

接種しましょう。

今週のインフルエンザ情報MedWave Open Mailから

1.9  米国でインフルエンザによる18歳未満の死亡が93人に

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/284970

1.6  【インフルエンザ速報】  山形県に続き、北海道でも警報、いよいよ流行期に

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/284266

1.6  【インフルエンザ速報】  インフルエンザ学校欠席者数第7報、累計患者数は4000人超える

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/284267

(8 JAN 04)

おめでたいかどうかはともかく、木曜日が更新日のこのサイト、たまたま本年は1月1日木曜日、

新しい年の最初の報告をしたいところですが、保健所もお休み、上記表は次回にまとめて更新します。

今のところ、注目すべき変化はありません。(1 JAN 04)