蕁麻疹 URTICARIA 典型的な蕁麻疹です。前の晩、当地方の名物料理「さつま」を食べたそうです。「さつま」というのは、白身や青魚を焼いて身をほぐし味噌と併せて葱を散らしあつあつのごはんにまぶして食します。 蕁麻疹というのはアレルギー反応によるものですが、急に出てかゆみも強く、呼吸まで苦しくなることがありますので、私は救急疾患として対応しています。 この子は大きく、白っぽく膨れていますが(膨疹)真っ赤になることもありて、いずれにしても膨疹を伴っています。慢性化したり、精神的なことで起きたり、様々な原因で起きるなかなか複雑な病気です。 |
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虫刺症
INSECT BITES 右のほっぺと左の額に2〜5ミリ程度の紅色の丘疹がみられます。一番大きいのは少し水泡を持っています。おそらく、蚊如るものと思いますが、近頃は冬場でも室内が暖房されているせいでしょう、こうした虫さされや、汗疹がみられます。さらに、かきむしって「とびひ」にまでなってしまう例もあります。もともと夏の病気なのに。 温度変化の激しい春先は、ともすると厚着させすぎていることが多いようです。 |
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臍ヘルニアUMBILICAL
HERNIA いわゆる[でべそ]ですが、これくらい大きいと悩みます。20年余りの小児科医生活でTOP3に入るでしょうか。教科書にはMost caces clear spontaneously during the first 18 months of life.つまり1歳半までにはきれいになるとあるのですが私は結局形成手術を勧めざるを得なくなった例が2例ありました。この子は今生後2ヶ月ですが3例目になりそうな気がします。 圧迫してやるのは多少効果があるかもしれませんがテープにかぶれたり、湿っぽくなって二次感染を起こす危険がありますし、何もしなくても多くの子は治ってしまうのです。 |
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蒙古斑 MONGOLIAN
SPOT 生意気な若者を「まだ尻が青いくせに」などといいますが根拠はこの良性の色素沈着で、多くはお尻や、背中にあるのですが手足の外側にも見られることがあります。ちょっと古いテキストにはDark-skinned races,に多いとありますが現在ではこんな表現はまさかしていないと思います。 調べてないけど。 |
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苺状血管腫 STRAWBERRY
MARK 写真でおわかりのとうり、まるで苺をスライスして張り付けたようなあざの一種で、単発であったり、多発であったりします。生後まもなくからみられることが多く、しばらくの間(6〜7ヶ月くらいまででしょうか)大きくなっていきますが、結局、 学童期までには消えてしまいます。 ただ、どこにでもできるので、目の付近や、後頭部などにできると視力に影響したり、こすれて出血したり,潰瘍のようになったり二次的な心配が生じます。 |