OVERSEA

 この1年、海外でお産をしたり、子育てをしている方から、たくさんメールをいただきました。

読んでいるうちに、今の日本の、こうでなくてはという、追いつめられたような育児のあり方と、

何かちがう、とにかくちがう、、!海の向こうのどこかに私たちが探し求めている

育児の鍵があるんじゃないかとおもいました。

最近、小児科専門雑誌の特集に「育児」を「育児学」に、というのがありました。

ちがうと思うんです。そこで、了承を得てメールのなかから海外での子育ての模様を眺めつつ、

ヒントを探していこうと思ったのです。(29 JUN 00)

海外での出産、育児事情を調べて13年、「海外で安心して赤ちゃんを産む本」と「海外で安心して子育てをする本」を出版。

アメリカ 中国 マレーシア タイ シンガポール ボリビア パナマ
フランス スイス ドイツ オーストラリア イギリス カナダ トルコ
インドネシア イラン          

ソルトレークシティにはプライマリーチルドレンホスピタルという大きな子供のための病院があります。usa

うちの子供達はふたりともここにお世話になりました。

上の子は生後2ヵ月のとき神経芽細胞腫におかされて

一年間の化学療法と数回にわたる手術を受けて治りました。

そのとき感じたのはすごくメンタルヘルスに気を配ってるな

ということでした。手術の直後から母親に抱かせて子供を安心

させるようにしてありました。また、専門のピエロや、犬がいて、

いつも部屋をまわって子供達を楽しませ、元気づけていました。

ボランティアの人達がたくさんいて(老若男女を問わず)、

子供達に本を読んだり、寝たきりのこどもたちとあそんでくれた

りします。時々有名人が訪れて子供達をはげましてくれます。

また、気が重く疲れた両親のために専属のカウンセラーが

当てられ、ソーシャルワーカーとして病院代の支払いのことから

医者との連絡、退院後の面倒まで世話してくれて、なるべく

子供の前では元気に明るくふるまえるようにしてくれました。

そんな感じで言葉では何の説明もないのですが、子供が元気

になりたいと思える環境をつくっているというのがすごく

よく感じられました。

ASSEMBLY HALL  TEMPLE SQUAREの教会ソルトレイクシティの観光スポットの目玉

<コメント>有名なプロゴルファー、J.ニクラスが主催するメモリアルトーナメントの収益は小児病院にすべて寄付されるそうです。

       アニマルセラピー実践ですね。


 医者にかかるときは大人と子供でちょっとちがいます。子供は産まれた時に小児科の先生をきめるんです。だから前もって

人にうわさを聞いてその先生が一番自分の子供に適しているかを決めるんですね。あとは産まれてすぐの検診で赤ちゃんを

その先生のところに連れていき、最初の検診が終わるとその先生が担当医ということに決まります。

ちなみにうちは韓国に住んでいた経験があり、アジア人に人気があるので今の小児科の先生に決めました。

13歳位を超えるとホームドクターにかかります。ホームドクターは日本語でなんていうんでしょうね。「病気全般医」でしょうか?

とにかく体に問題があればまずこのかかりつけのホームドクターにみてもらいます。するとホームドクターは病気を判断して

軽いものであれば薬を出してくれて、特別な病気は専門医へリフェローをだしてくれます。このリフェローといのがミソで

これをもたずに専門医へいくと診てもらえるのは1ヵ月後なんてこともあります。だから必ずホームドクターをもっていなければなりません。

あ、それからこれは病院ではないのですが、ええと、市がやってるのかな?アスクナース『看護婦に聞こう』という

サービスがあります。24時間体制の電話相談室で、現役の看護婦がどんな些細な質問でも答えてくれます。

すごくありがたいサービスで夜中にこどもが発熱したり、したときや適切な薬の種類、量なども教えてくれます。

かならず担当医を聞き連絡をしてくれるみたいです。

<コメント>アメリカは医療に限らず訴訟の多い事で有名です。それだけに、責任範囲が明確で、ちょっとドライな感じもしますね。

       その代わり、サービス、危機管理も徹底しているのかな。日本でも「かかりつけ医」、「病診連携」という形で

       かぜで大学病院へ行くなんて事を減らそうとしていますがなかなかうまくいっていません。

       でも、最初決めた担当医とうまくいかなかったらどうするのか、今度聞いてみましょう。


今上の子は手術の時の傷が筋肉の成長に影響をおよぼし始めて姿勢が悪くなりはじめているんですよね。

それで、病院へいったら矯正する必要があるといわれました。ただ、高額なので治療費が、、、というと

「では、別の病院お紹介してあげましょう」と言われ、おそわった通りの病院へ行くと、そこはとても立派な

近代的な病院で、ある資産家グループの援助で運営されているような病院でした。それで事情を話すと、

「わかりました。では無料で治療いたしましょう。」と言って検査をはじめギプスまでつくってくれました。

本当にただなのかなあとおもっていたら、どうやらその資金からでる利子のようなものがこのような支払いできない家庭を

援助してくれるようです。始めはなれないギプスのせいでかなり苦しみましたが、先生に相談するとなれるまでの訓練や

生活の仕方などについて細かく、こちらが安心するまで説明してくれました。やはり、私たちが言葉が不自由な分、

わかるまで説明してくれるのが、なにより安心感を得られます。

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 おもちゃ売場では子供があれこれ欲しがってムズがるという光景は日本でもよく見かけるもの。

先日もそういうシーンに出くわしたのだがアメリカ人の母親は「Just a Looking !」(見るだけよ)と、きっぱり言い放って

子供がおもちゃに触ろうとするのも許さなかった。その前に僕は玲を自動車のおもちゃにまたがらせたところ異常に興奮して

往生したばかりだったので、ウム、と考えてしまった。過日、電車のプラットフォームでよちよち歩きの子供が

黄色い線を踏みかけたところ、親はもちろん、その子のお兄ちゃんらしい小学校の低学年くらいの子までが、

かなりの剣幕で子供をしかりつけている場を目撃した。小さな子供にとっては叱られている言葉は理解できていないにしても、

それが危ない行為なのだ、いけないことなのだと、本能的に理解させる芽を植えつけているのだろうと思った。

個人主義の尊重される国だからなおのこと、公共の場でのマナーや危機管理の徹底は、日本より進んでいるかな、と思った。

<コメント>Woodstock育児&主夫日記より、1歳の玲君を連れてニューヨークへ、相互リンクしているサイトです。


 

公園と来ればママさんたちが集まっているものである。

そういうのはアメリカも日本も変わらない。

見慣れない東洋人の、それも中年のオヤジがベビー

カートを押してやってくるのを連中はどういう感じで

見ているものなのか。

シラーッとしていた。それでもこっちの動向を目で追って

いる。どこでもオバさん、ママさんは異なるものには

冷ややかなものなのかどうかは知らない。でも、

僕という存在はやっぱり浮いていた。誰も話してこない。

僕とすれば自分と同じようなオヤジの姿を期待していた

のだが、残念ながら会うことはできなかった。

しかし探せばいないわけではない。ここ2日ほど昼食に

利用しているパン屋(庭があって子供を遊ばせることが

可能)に夕方、コーヒーを飲みに寄ると、2、3歳の

女の子を連れたオヤジがいる。玲が寄っていったのを

機に一緒に遊びながらちょっと話す。

「どう、大変?」「時々、辛いものがあるよね。

毎日5時に起こされたりしてね」「そりゃキツイね。

でも女の子ってやっぱり可愛いね」

「ありがとう。でも男の子だって、その年頃だったら

可愛いさ」

(巨大なメープルの木、日本の楓とはちょっと違いますね!さっすがアメリカって感じ)

(ハロウィンに向けて、制作されたんだそうです。日本のカボチャとはわけが違うって。)

<コメント>哀愁が漂う公園デビュー、まして外国、中年男となるとこれは、、。でも、日本のそれとは意味が違うんでしょう?

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ルイジアナから

4月9日に帝王切開で女の子を出産しました。 今回は2度目の帝王切開でしたが、緊急だった前回と違い 少し気持ちに余裕がありました。

そうは言ってもアメリカの出産、帝王切開でも入院期間は3日間だけです。 10時に病院で手続きをすませ、LOUIS

11時までには点滴を付けたりして 産婦人科の先生を待つばかり。

病院は機具を借りるだけという感じで、先生は自分のクリニックから来ます。 1時に手術でその時夫も立ち会いで手術室にいます。

その晩は食事はでませんが、りんごジュースは可といわれ飲みました。 次の日からは、普通の食事がだされました。

私は母乳を希望していたので、手術したその夜に子供が看護婦さんに連れてこられ 授乳しました。

次の日に尿管が外され自分でトイレに行くように言われます。 その時、看護婦さんが個室についてるバスルームで体を洗ってくれます。

私の病院では全室個室でした。パステルカラーの花柄の壁紙でソファベッドとロッキ> ング チェア、テレビとビビデオなどがあり

病院という感じがしませんでした。 3日目には朝の8時頃産婦人科の先生の検診でお母さんは問題無し!

退院OK。 と言われ、赤ちゃんの検診を待つだけ。 ルイジアナではB型肝炎の注射をしないと赤ちゃんは退院できないんです。

小児科の先生のOKをもらった後、お昼には退院してしまいました。 この時、カーシートを持参しないと退院させてくれないんですよ。

帝王切開で3日だけなんて、きついですよね。 日本の妊婦さんが羨ましいです。

<コメント>どこの国でも増大する医療費削減には躍起になっています、日本でも日帰り手術が増えてきました。

結果的に、回復も早いようです。私の足の骨折の時も、勝手に診療所に戻って仕事をほとんど休みませんでしたが

かえって早く日常生活に復帰できました。

ここでは、オープンシステムについても書かれています。個人の医師が、おのおの高価な医療設備を構える

日本の状況はやっぱり不合理、設備投資をペイする為に不必要な検査をしてしまいます。


現在中国の南京市に家族3人くらしています。さて、1歳2ヶ月の娘が今日(もう日付が変りましたね。昨日)の5時ごろからchina

39度の高熱を出し、苦しんでいます。海外ということもあり、すぐに持参した解熱剤の座薬を使用し7時ごろには

38度に熱も下がり、水分とおかゆを食べさせました。しかし8時半ごろからまた熱が40度近くまで上がり、

現地の病院を受診。喉にも鼻にも炎症はなく、白血球、赤血球とも異常がないとのことで、発熱の原因はわからないまま、

解熱剤を注射(お尻の上のあたりに)、飲み薬をもらって帰ってきました。百服口宇(解熱鎮痛)N-Acetylamine:これを

4時間ごとに熱をはかり、38度5分以上だったら2mlずつ服用。泰瑞寧(解熱消炎薬)2-aminoethanesulfonic acid:1日3回1包ずつ服用。

双黄連口服液(解熱、抗炎、抗菌、抗病毒)これは漢方薬らしく、成分名でわかるのは金銀花、黄れんだけです。

今でも寝ながらも熱にうなされてうわ言を言っている娘を見ていると、このまま様子を見ていいものかどうか、

もらった薬をそのまま服用してもいいものかどうか悩んでいます。

<コメント>う〜ん、日本の薬とあまり変わりがないけど、どこかで聞いたタウリンが入っているな。


私たちが南京にきてそろそろ3ヶ月になろうとしています。やっと落ち着いたところですが、私が見聞きした

中国の子育て状況をお話ししますね。南京は中国でも大都市にあたるような所で、今は海外企業がどんどん進出してきています。

南京の人達の生活はちょうど日本の昭和40年代を見ているようです。一般家庭では冷蔵庫やテレビと言った家電が

普及し始めたところのようですね。近所の人達から「おまえの家は蛇口からお湯が出るのか?」などと聞かれたりするので、

給湯機なども普及していないのでしょう。そうかと思えば大学生達はポケベルや携帯電話を持ち歩き、

貧富の差がでてきているように見えます。

中国は一人っ子政策の為、子供一人に大勢の大人がついているのが目に付きます。若い両親は共働きの為、

子供はおじいさん、おばあさん、もしくはお手伝いさんなどが見ています。託児所も多いです。

子供を連れて外を出歩いていると「それはおまえの子供か?今日は仕事は休みなのか?」と聞かれるので、

こちらで専業主婦などということは考えられないのでしょう。うちの子は中国人から必ず「小胖子(シャオパンズ)」と

声をかけられます。「太っちょ、おでぶちゃん」って感じかな?まあ、日本でも太っているほうでしたが南京にきてからは

それが特に目立ちます。現地の子供はとても痩せている赤ちゃんが多いのです。「どんなものを食べさせているんだ?」

ともよく聞かれます。(^^ゞ

<コメント>私の子供の頃は、電気冷蔵庫はなく、何でも井戸に放り込んでいました。たしかに、やせて鼻は垂らしていたけど

       とりあえずいつも外で遊んでいた記憶しかありません。


海外で生活しているだけに、日本語で気軽に質問できるお医者さんもいないので、(ちなみに診てもらっているMal

お医者さんはチャイニーズで、英語を話します。)

私はよくインターネットで情報を得ています。

ここ(ペナン)には日本人もたくさんいます。

子供のいる多くの人が(私も)家政婦やベビーシッターを

雇っています。掃除・洗濯は家政婦さんがやってくれる

ので(料理もやってくれる人もいる)、育児に専念できる

と思います。

日本に比べると、小さい頃の子育ては楽なのでは・・・?

(私は日本で子育てをしたことがないので分かりません

が。)

しかし、言葉がうまく通じないので(英語が達者な人は

いいですけど。)、病院などに行く場合が不安です。

(私の行っている病院には一応日本語通訳の人がいま

す。)日本人同士のつながりは強く、身内が近くにいな

いだけに、皆で助け合っている感じです。

マレーシアに住み

マレーシア人を夫に持つ女性の集まり

(相互リンクしています)

<コメント>小さくてもコミュニティができて、みんなで子供を育てる感覚が日本では失われつつあるんですよね。


参考までに、私の行っている病院では下記の予定で予防接種が行われています。

BCG      出生時
ポリオ     2、3、4、18ヶ月、5歳
DPT      2、3、4、18ヶ月、5歳
MMR     1歳
Hib      2、3、4、18ヶ月
B型肝炎   出生時、1、6ヶ月、5歳
水疱瘡    13ヶ月
A型肝炎   2歳、2歳6ヶ月

ポリオとDPTは、同時にやりました!

マレーシアは大きく分けて3民族によって成り立っています。中国人、マレー人、インド人です。

(特にペナンは中国人の割合が多い)どの人種の人達も、大家族で子供好きです。子供を連れて歩いていると

皆やさしく声をかけてきてくれます。(頭やほっぺをさわってくる!)私がいつまでここに住むかは分かりませんが、

もう1人くらいこっちで産んで育てるのもいいかもと思っています。

<コメント>各国によって予防接種のしかたは、本当に違うんです。でも、なんかいい感じですね。

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息子(3歳)のことで相談申し上げます。予防接種のことでお尋ねします。よろしくお願いします。

生後翌日にBCG接種を受けましたが、どこにも痕がついていません。下の1歳児には、左肩にしっかりついていますので、

こちらの小児科で相談したところ、「痕が見つからないので、免疫がついていないと思われるので、再接種しましょう」と言われました。

ツベルクリン検査をしないのかと尋ねましたが、必要ないとの返事でした。

検査もせずに、何度もBCG接種をしても安全なのでしょうか?

<コメント>赤ちゃんが生まれてとりあえず気になるのは予防接種、スイスの方もそうですが国情によって様々です。

       ちなみに、北京でもツ反なしで再接種するようです。


早速BCGを受けて参りました。「肩と腰のどっちがいいか?」と聞かれて大きな痕になる場合もあるとのことなので、

腰にしてもらいました。日本のBCGって「はんこ」のようなものですよね?はて?私の記憶違いだったかな〜と考えました。

小学校の時BCGの注射だけは、怖くなかった記憶があるので。

マレーシアは予防注射が義務で浸透していても予防注射をしていない外国人がたくさんいるので、なかなか

結核がなくならないとのお話でしたが。。。ちなみに、BCG接種は20ドル(約600円)でした。

そういえば、日本脳炎は60ドル×3回で高いなあ〜と思いました。

日本の育児書と、近所の地元の奥さん達のアドバイスを参考に半分こちら式で育てています。こちらに来て7年で、

2人ともこちらで産みましたので、逆に日本の基準がわからないくらいです。でも、おっしゃるように日本は情報が多すぎて、

みんなと一緒じゃなくてはいけないみたいで、子育てにストレスが多そうですね。精神的にも気候的にも、

こちらはのんびりしているので、私も子育ての面でのストレスは少ないです。子供達もろくな病気もせずに来ています。

ただ、日本人が近くにいない(車で1時間)田舎に住んでいるので、今後、子供の教育などで悩みそうです。

<コメント>そう、接種方式も国によって違います。マレーシア在住のもうひとかたの報告では、日本脳炎は入っていませんでしたね。

       日本人が近くにいない子育て生活って、、、けっこういいみたいですね。


日本のトイレトレーニングは2歳を過ぎた

夏から始めると聞きましたが、こちらは1歳前から

始めます。

首がすわるとすぐから「おまる」に座らせるので、

すっごく小さい新生児用のおまるも売っています。

1歳過ぎたら夜以外はおむつをはずします。

上の息子は2歳半までおむつをしていたので、

近所の奥さん達からいろいろ言われていました。

(日本の昔ながらのようなお節介な人たちが多いです)

でも、こちらは紙おむつも日本より高いし、暑いので、

早いおむつはずしは正解だと思います。こちらは

床も大理石で、畳の部屋もないのでモップで

拭けばよく、簡単です。

 
       また、日本では、哺乳瓶は1歳で卒業だそうですね。

最近まで日本のように新鮮な牛乳が入手できなかった

上に高いので、こちらは子供達にフォローアップミルクを

10歳頃まで飲ませています。1歳以上、3歳以上、

6歳以上用などのバリエーションがいろいろあるのです。

そのせいか、いつまでも哺乳瓶で飲んでいる子供が

多く、(強者は10歳過ぎまで)実は、うちの子供達

も。。。。。です。虫歯になるのでいけないことは

わかっているのですが、コップでも、ストローでも飲ま

ないのでしかたなく。ただ、こちらの人はミルクのあとに

別の哺乳瓶でお水を飲ませるようにしているので、

うちもそのようにして麦茶を飲ませています。

実は1歳半健診で、保健婦さんに叱られたのです。

「すぐ哺乳瓶を捨てて下さい!」とすごい剣幕でした。

いろいろ頑張りましたが、今ではマレーシア式で

いいやと開き直っています。

 
 
 

<コメント>どこの国でも、近所の奥さんと保健婦さんは、大きなお世話してますね。

       トイレも、虫歯も共通することは、いずれ、、、ということで。

タイのことですが、妊娠中から、日本との育児に関して考え方の違いを感じていました。TH

習慣の違いも「郷に入りては郷に従え」で、なんでも順応できたのですが、妊娠、育児に関してはどうも??

ということが多かったのです。日本のようにマニュアル本など情報があまりなく、それは情報の波に押し流されないので

いいこともあるのですが、頼りにするのはお医者さんからの指示とお母さん、おばあちゃんの昔ながらの方法です。

たとえば、妊娠中は病院から、1日20錠近い栄養剤、ビタミン剤を初期から飲まされていました。

また、タイの親戚からは、椰子のジュースを毎日飲めだとか、とにかくたくさん食べて太れだとか言われました。

まあ、タイ人からすれば私がやっていた腹帯こそ、理解できないようでお互い様だったのですが…

それに腹帯はさすがに暑くて続きませんでした。でも、タイで子育てしてもいいなと思わせたのは、日本と違って、

子供は家族(親戚を含めた大家族)の宝、家族みんなで、子供を育てるという考え方があります。

ですから、たいていの家は、若い者は働きに行き、おじいちゃんおばあちゃんが子供の面倒や家事をするのです。

だから、タイの子供は、大勢の中で育つので、いろいろな面でいい成長が出来ると思います。

したがって日本のような虐待などもあまりないのだと思います。

やはり、私の友人が、自分の子供なのに、抱っこも出来ない、オムツも替えさせてもらえない、抱っこできるのは

おっぱいをあげるときだけ、と嘆いていました。たまにその言葉を思い出して、羨ましく思っています。

<コメント>アジアの子育てはここに原点があるみたい、この方は今日本に帰ってらっしゃるので「羨ましい」

      というのは、われわれにはわからない本音かもしれません。


今回は、タイでのトイレトレーニングについてお話します。タイの子供たちは日本よりも早くオムツが取れるようです。

だいたい1歳前後のようです。タイは1年中暑いので、日本でいう夏にトイレトレーニングをしようということが、

いつでも出来るわけです。たいてい、タイの赤ちゃんは、家ではオムツをせず、すっぽんぽん、あるいはそれに近い格好でいます。

そして、おしっこ、ウンチをした時は、「ああ、出たね。」と慌てることなく、お風呂場に連れて行ってお尻をザーッと水で洗い、

その場所は雑巾でキュッキュッと拭くだけ。タイの家は、風通しがよく出来てるのですぐ乾くし、床は大理石など石なので、

匂いも気になりません。赤ちゃんは、自分のおしっこやウンチの出るのを見て、出る前の自分の体の中の状況や、

出た後の不快感、羞恥を早いうちから、感じていくんだと思います。そして、自然に、便意を伝えるようになるのです。

親が日本のように、「さあ、トイレトレーニングをはじめよう!」と気合を入れるわけでもなく、本当に、ごくごく自然に、オムツが

取れてしまうんです。このトイレトレーニングに限らずいろいろ日本の堅苦しい、マニュアル化した、子育て方法に疑問を抱いてしまいます。

<コメント>トイレトレーニングは、する、しないは別として、住環境によって左右されるようですね。マレーシアの方も

       いつも暑いからいつでもでき、床は大理石で汚れも気にならないと、同じ事をおっしゃっています。

       自立がどうだらという小難しい理論は、学者がとってつけただけのように感じます。 

まだまだ出産前なので、どんなコトが待ち受けているか?ではありますが,シンガポールでもsing

お手伝いさん(アマさん)が一般的で、夫婦2人の我が家でも、「雇っていないのか?」と聞かれることもしばしば。

夫婦共働きが普通のシンガポールでは、お母さんは料理はほとんどしないと言われています。

アマさんが作るか、外食するか。さすがに中流シンガポーリアン家庭にはアマさんはいないので家族そろって外食してます。

そこに「どっから見ても乳児!」がいることもしばしば。

 また特に産後は「産後専用アマさん」という方がいるらしいです。1か月単位くらいで住み込みor通いで

赤ちゃんの面倒から家のコトまでいろいろやってくれるとか。これは日本人利用者も多いと聞きます。

 私も早く産んで(!)、赤ちゃんとの楽しくも大変ライフに突入したいものです。

 ちなみにこちらで妊娠中に私が言われたのは「ツバメの巣のスープ」を飲みなさい、できれば週2回。です。

これを飲むと肌のきれいな子が生まれるんですって。こっちの家庭では、自分で作るんですよね、ツバメの巣のスープ。

今度知り合いのシンガポーリアンがレシピを作ってきてくれると言ってました(笑)。

<コメント>要するに、働きながら子供を育てていくには、どんな形であれ、誰かが手伝うシステムがあるわけですね。

       椰子ジュース、ツバメの巣スープ、なんか高級食材で、みそ汁とはちがうなって感じですね。


 

南アメリカのちょうどど真ん中にある内陸国。bol

だいたい日本の4倍の大きさで、4000mを越す標高の

町から、低地の熱帯まで気候や風土は場所によって

かなり 違います。

ボリビアはまず、昔からの現住民族インディオ達の層と、

移民のヨーロッパの人々の層と、はっきりと目に見えて

貧富の差があります。インディオたちの赤ちゃんとかを

見ていると、ほとんどの赤ちゃんがすごく小さい、という

印象を受けます。そんなに裕福ではないことから、栄養面、

それから標高が高いため(首都ラパスになると4000m以上)、

胎盤が小さくなる(確かではないです)と聞きました。

抱き方は、みな布を折ってそこに赤ちゃんを包みこむように

背負います。写真を見ていただけばわかりやすいと思います。

日本のように離乳食などの瓶詰めやレトルトもないです。

平気で、コカコーラを哺乳ビンに入れて赤ちゃんに

飲ませるのも、日本では考えられないな、と思いました。

大人の普段の食事は辛いものを食べるのですが、

もう2歳くらいから平気で唐辛子入りの辛い食事を

食べさせたりもしていました。

紙オムツなど、多分ボリビアにもピンからキリまであると

思いますが、地域によって、手に入るところとないところの

差が大きいです。

ボリビアの食事はだいたいお昼がメインになり、家族揃って

食べます。子供たちは学校から、親は仕事から一度

家に戻って全員顔を揃えてから、食事を始めてました。

前菜、スープ、メイン、デザートというフルコース。

お腹がいっぱいになってからまた学校に戻るのは

けっこう面倒くさい。

ボリビアでは家族の絆はものすごく強いです。

わたしは1た。年ホームスティしていまし

日本とは違って、年頃になっても反抗期なんてものは

ないし、いくつになっても親に甘える、というか親を

大切にする気持ちが強い人たちだと思います。

親と子のバランスが何代もずっと続いている、そんな

印象を受けました。本当の親と子どもの在り方、

家族とはこういうものだ、ということを教えられました。

<コメント>

 赤ちゃんの抱き方は、それぞれお国ぶりがあります。足をそろえると股関節脱臼になるといわれますが、けっこう、伸ばしてそろえて包む

国は多いですね。コカコーラを哺乳瓶では驚きました。それにしても、日本ほど家族関係が濃密でなくなった国はないのではないでしょうか。

この項のレポーターはお母さんではありません。好奇心旺盛な、大胆不敵な、可憐な(たぶん)お嬢さんです。

興味のある方は以下のURLへ飛んでいってください。http://www.page.sannet.ne.jp/maikonomura/


こちらスイスは今日は夏日で、30℃を越しました。

しかし、湿度が低いせいか、汗をあまりかかないので

しのぎやすいです。SW

今回の質問は、結核についてです。スイスでは

テストが陰性だと(生後一年にも満たないとき、

テストをしたと思います。)

予防接種はありません。うちの娘2人は陰性で、

BCGはしませんでした。

そして今年は約6週間、(ほぼ毎年里帰りして

います。)日本の実家へ里帰りしていたのですが、

そのときの新聞に結核患者が多い地域と出ていま

した。心配性の私は子供が感染するのではないかと

不安になり、ちょっと咳でも出るとビクビクするありさま

なのです。 来週の水曜日、風邪のチェックの為、

又小児科へ行くのですが、そのときに結核の検査を

してもらったほうがいいのでしょうか。

 
 
Luzern下記HPから許可済

スイスで見つけたすてきなHP、出産、育児のエッセイも豊富、ドイツ語医学用語集まで。(懐かしかった)

海外妊娠 出産者リングまで付属

<コメント>ヨーロッパでは、ほとんどBCGはしませんが、里帰りって事があるんですね、


こちらは沢山の森がありますが、そこに“Zecke”という虫、

(辞書で調べたら、ダニ、とありました。)が住んでいて、

それに人が噛まれると流感の症状が出たり、まれに

脳炎を起こす事もあって、森で仕事をしている人などは

予防接種を勧められているようです。この虫に噛まれた

2週間以内に流感のような症状が出たらすぐ医者へ、

ということで、抗生物質を飲む事になります。夏、この季節に

なると、皆よく森へ行く事のせいか、 新聞や雑誌の話題に

なります。私の家族には予防接種は過剰のような気がし

て、森に行くときは虫除けのスプレーをかけ、肌をなるべく

出さない服装でていきます。しかしやはり気になる事です。

昔はそんなに病気に敏感な方ではなかったのですが、

子供を持ってから情報に気をつけるようになって感じます

が、この地球上には本当にいろんな病気がありますね。

<コメント>知らない、知らない、でもスイスの森にダニって

ぴんとこないけど、病気はどこにでもあるのは事実!

清潔そうなスイスでも。

スイスの森、上記より

 
             スイスの山、湖、上記より

結核のテストは、やりましょう、ということで、その先生は明日から8日間留守になるのでその後の反応が見れないから、

来週の金曜日にする事になりました。8日間も、出張でしょうか、それとも休暇かな、とか考えたりして。

とても忙しそうにしておられました。まあ、いつもそうですが。

先生の書いておられた、ドイツは暗い、スイスは明るい、の件をよく考えるのですが、スイスも秋になると霧が深く、

ある年は2週間もの間お日様が顔を出さなかったときがありました。日本に居たときは太陽なんて探さなかったのに、

スイスへ来てからはお日様が見えると、嬉しくなります。日照時間からすれば、ドイツもスイスも同じだと思うのです。

だから、やはりイメージかな、と思うのですが、どんな理由からかはまだひらめきません。

スイスでも一才までビタミンDを飲ませます。あれは毎日、毎日、母乳に混ぜて(ウッ!)与えていました。結構面倒でした。

<コメント>ドイツの方からビタミンDのことを聞いて、ちょっと尋ねてみたのですが、私はスイスは明るい国という先入観があって。

       それにしても、8日間も休めるのか〜。いつも忙しいのか〜。いいな〜。


こちらの救急体制ですが、命にかかわる急病、怪我は救急車を呼びます。たらい回しはなく、公立の病院(私の地域は県立病院です。)へ

運ばれます。その他の場合は主治医に連絡を取ります。県立病院や私立の大きな病院は、入院、手術、検査、(公立、救急も)のみで、

日本のようにただ診察してもらいには行きません。まずかかり付けの医者へ行きます。夜中の場合は電話で相談できる所があり、

薬局も交代で開けています。

<コメント>本来こういうシステムが合理的なんですが、どうも日本では根付かないですね、それで、3時間待ち、3分診療と不平を言われる。

       しかし、子供の場合、救急かどうかの判断が難しいですよね、狂ったようにおなかを痛がるときは便秘のことが多いんですが、

       親から見ると腸重積じゃないか、盲腸じゃないか、迷ってもやむを得ないこともありますし、、ま、もちろん急に熱!くらいで

       夜中起こされることだけはないわけですね。夜中誰が相談に乗るんでしょう。また、聞いてみましょう。

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DREILANDERCK

三国国境標識

スイス、ドイツおよびフランスの国境が接する地点を示す標識

S. KAWAZOE 氏による

スイスでは、出産=家族のイベントという捕らえ方で、

ヘソの緒も主人が切ることになっていました。

出産後はそのままタオルにくるんと包んだだけで

すぐに抱かせてくれて、おっぱいを吸わせてくれました。

母乳育児も積極的で、病院でもおっぱいマッサージを

ずいぶん指導してくれました。お隣のフランスでは、

乳房の形が崩れると言う理由で殆ど母乳を与えない

というのとはかなり対象的です。

日本と違うのは、ハーブが医療の中に取り入れられて

いて風邪をひくとカモミールティーが処方されます。

おっぱいマッサージ用のオイルもハーブオイルでしたし、

新生児に飲ませるのも糖水ではなくてフェンヘルティーと

いうハーブティーでした。また、スイスではヌキ

(おしゃぶり)を積極的に使っていて(おっつぱいの遊び

飲みを防ぐんだとか)、病院でも「ヌキはいかが?」と

看護婦さんが大きな箱にいろんなヌキを一杯入れて

回ってくるのです。皆が「じゃあ、私はこれとこれと、

3つくださいな」とうきうきした様子でヌキを選んでいる

中、私1人「日本ではヌキは使わないので」と断ったら、

物凄く驚かれてしまい「本当にいらないの?

本当に!?」と何度も聞かれてしまい、ベビーベットの

枕元に「ヌキは使わないこと」とメモまで貼られてしまい

ました。余程、珍しいことだったんでしょうか・・。

S. KAWAZOE 氏による
余談ですが、日本では虫歯の元と悪者扱いのチョコレートもスイスでは人間に必要な栄養素のひとつと

考えられているようで、ごく小さい時からチョコレートをばくばく食べています。ヌキの形のチョコレートを見つけた

時は、目眩がしそうになりましたが・・・・。あんなにチョコばかり食べていて虫歯にならないのかと心配ですが、

スイスの人の歯は丈夫なのかな?

<コメント>スイスは、世界的多国籍製薬メーカーが多いところですが、ハーブやチョコが身体にいいとされ多用されているのは、

       おもしろいですね。おしゃぶりに関しては、国によってずいぶん考え方が違いますが、欧米ではかなり積極的に与えます。

       指シャブリをする子は、将来変質的なキスをするようになるといったのはお隣の国のフロイトでしたが、ヌキが指しゃぶりの

       代替品とすればこの国の子たちは、、、、?。それにしても新生児期から積極的に与えるのはなぜでしょう?


私は現在ドイツ在住ですが、来年1月の下旬に日本へ帰国する事になり、娘の予防接種についてご相談させて下さい。Deu

ドイツで受けた予防接種と、日本の予防接種との違いで、引き続き日本でどのように予防接種を受けさせたら良いのか

頭を悩ませております。今までの娘の予防接種状況ですが、、、

2000年3月出生

     7月7日:DTPa-HIB-IPV(Diphtherie,Tetanus,Pertussis,Haemophilus influenzae Typ B,Polio)

    8月24日:DTPa-HIB-IPV,HepatitisB   10月16日:DTPa-HIB-IPV,HepatitisB、、、です。

本来なら、これからドイツで予防接種の予定は、

12ヶ月目・・・HepatitisB 12−15ヶ月・・・MMR(Masern-Mumps-Roteln) 18ヶ月目・・・DTPa-HIB-IPV、、、と続いていく事でした。

ポリオは、日本での経口ワクチンではなく、注射だったようです。BCGは必要無いと言われ、受けておりません。

<コメント>

海外からの質問で最も多いのが予防接種、地域によって医療状況が異なるのは当然として、

帰国、里帰り時の対応に関するマニュアルが必要です。日本は、孤立した環境にあったせいか、消極的で、かつ弱腰。

ちなみに、Haemophilus influenzae Typ B、polioの不活化採用は、

まだまだ日本では時間がかかりそうですし、HepatitisBも、ルチーンでは行われていません。


ドイツの育児風習ですが、「自立」を重んじると感じます。出産前の母親学級で、「赤ちゃんのおむつも清潔で、

ミルクもあげてお腹が空いていないのならば、赤ちゃんが泣いても抱っこしないように。

泣いたからって、側に行かないように」といわれましたし。「自立」させなければ、と。

でも私は日本の育児方法を実行してしまいました。インターネットで色々な日本の育児関係のHPを読むと、

どれにも「赤ちゃんが泣いたら抱いてあげましょう。」と書かれてありましたし。泣かせておくのができませんでした。

母乳について、小児科医には「6ヶ月まで」と言われました。知り合いには「6週間で十分」と言われましたが。

6ヶ月過ぎても母乳をあげ続けていたらまたその知り合いに「まだ母乳をあげているの?」としょっちゅう言われましたっけ、、、。

日本では1歳位までは母乳をあげるのは普通ですよね!?でもこちらでは違うようです。

ドイツでの離乳食の進め方は、満4ヶ月になるとにんじんのピューレを昼に一匙からあげます。

中旬にはにんじんとじゃがいもになり、下旬にはそれに肉類が加わります。

次の月には午後にフルーツがゆをあげる二回食に、翌月には晩にミルクがゆが入り、三回食という具合です。

<コメント>

母乳はいつまで、すぐ抱いていいの、これは永遠のなぞ、議論の的ですね。

私は、この件に関し、ある有名な小児科医が、私たち小児科医を集めて講演したときのことを思い出します。

「皆さん、となりに座っている方を見て、母乳で育ったか、人工乳だったか、いつまで母乳だったか

おわかりになるのですか?」と問われ、もちろん誰もわからずみんな当惑顔。

「いろいろ研究され、いろんな意見が発表されてきましたが、振り返ってみれば育児なんてそんなものですよ」

トイレトレーニング、おしゃぶりの是非、などもそうですね。


こちらでは毎月の保険料を払っていれば、日本の病院のように病院で「会計」をする必要が無いので助かります。

ようするに、毎日医師に診てもらった・何らかの医療行為を受けたとしても、その場で支払いはないですし、

毎月の医療費も変わりありませんので助かります。子供の薬代は無料ですし。そういえば妊婦さんのお薬も無料でしたっけ。

娘が診てもらっている小児科の医師は、患者さんに携帯の電話番号を教えて(勿論「仕事用」のでしょうが)、

「診察時間外でも、何かあったらいつでもかけてきて下さい」といってくださっています。とても心強いです。

<コメント>

ドイツの医療制度も、統合以降なかなか厳しいと聞きましたが、こと母子医療に関しては、

恵まれているようですね、私も、時間外、休日はクリニックの電話が携帯へ転送されるよう設定しています。

電話で連絡が取れた方が、実はわれわれも安心なのです。ただし、電話のかけ方、マナーはきちっと勉強しましょう。


ある日、小児科医に娘の膝の裏を診てもらいました。1週間前から、なんだか赤くなっていたのですが、

そのうちよくなると放っておいたら悪化してしまい、膝の裏が更に赤くなって膿が出てくるようになってしまったのです。

かかりつけの小児科医は3週間の夏休みをとっているので、別の医師の所へ行って診てもらいました。

そうしたらなんと、、、アトピーと言われてしまいました。ショックでした。主人と私、両方がアレルギー体質なので、

もしやとは思いましたが。私、離乳食の準備として果汁とかコーンスープとか飲ませていたんですよ。

この時の医師に、私が母乳・ミルクのどちらをあげているか聞かれ、「母乳です」って答えたら、

「他のものを何か飲ませたりしている?」と聞かれたので「果汁とか・・・」と言ったら「何でそんなことするの!」と、叱られました。

6ヶ月までは母乳だけしかあげないように注意されてしまいました。確かにいつものかかりつけの医師は、

私にアレルギーがあるか確認した後、「6ヶ月間は母乳だけ」と言われていたのです。

でも、離乳食がうまくすすまなかったら嫌だなと思って、日本式に果汁とか飲ませようとしていました。

嫌がって飲んでくれないことが多かったけれど、コーンスープは飲んでくれていたんで嬉しがっていたのですが。

私の食事制限する必要性を説明されました。高蛋白はだめと言われました。

一般にいわれているアレルギーになりやすい食べ物を食べてはいけないようです。

赤ちゃんの沐浴も週に1、2回、オリーブオイルをたらして入れるだけで十分と、念を押されてしまいました。

あと、猫などは飼わないようにいわれました。この日、娘の膝の裏に塗る薬をいただき家に戻りました。

この前の医師から頂いた薬を塗っていても膿が出続けていました。さてさて・・・本来掛かりつけである小児科医が

夏休み明けで診察開始されたので、早速行って診てもらってきました。そしてなんと「これはアトピーではないね。

汗のせいですね」と言われました。なんだかホッとしました。「今のこの症状はアトピーではない。

この先出てくるかもしれないけれど、今のこれは違う」と言われました。

赤ちゃんの沐浴の件ですが、娘のかかりつけの医師からは勿論、出産した病院でも「週に1〜2回。

ベビーバスにオリーブオイルを滴らして沐浴させる。石鹸・シャンプーなどは必要なし」と言われました。

爪も切る必要ないと言われましたっけ。新生児の頃は確かに自然に爪が丁度良い長さに切れていました。

日本での赤ちゃんの沐浴は毎日ですよね。私も娘に毎日沐浴させたいのですが、今のところは週2回で我慢しています。

<コメント>

アトピーに関する考え方、見方はドイツでも混乱しているようです。それだけ、アトピーは難しい。

ただ、アトピーと診断されると、母親はこちらの予想以上にショックを受けるのです。安易な宣告は、悲惨な結果を招きます。

それにしても、入浴習慣は、やはり高温多湿の日本とはずいぶん違います。それから、スイスの方も

書かれていましたが、やっぱり3週間休むんですね、小児科医!(下線は私が入れました)


現在パナマ共和国に住んで4ヶ月目です。出産はインドネシアのジャカルタでした。pana

日本にはないようですが、インドネシアでもパナマでも、予防接種に「ヘモフィルスインフルエンザB型(HIB?)」が必須とあります。

先日12月20日に一回目のHIBを受けました。その後、12月25日から38度前後の発熱があり、様子をみていましたが、

今日27日には熱も下がってます。そこで、次回のHIBの予防接種が1月12日に予定されており、

その時には「ポリオ」−もうジャカルタで3回終了してるのですがーも同時にすると言われてます。

果たして、予防接種は受けてもいいものでしょうか?

言葉の問題(英語でも病気の症状を伝えたり、聞き取るのが難しいので)があるため、予備知識として教えていただきたいと思い、

メールしました。外国にいると言葉の問題があって、ドクターときちんとコミニュケーションがとれるかどうかが心配です。

また、日本と比べてどうなのかとかが、いつも気になってしまいます。

インターネットで、具体的な情報がとれて、その上、外国からのメールにも答えていただけるHPがあるというだけでも、

本当に心強いです。きっと多くの外国に住むお母さん達が見てるのでしょうね。

<コメント>

日本と海外という考えに縛られていました。いろんな国を移り住むことも当然あり得る時代!

同質の医療、その継続性、が求められます。

ここ宇和島ですら、数カ国語が必要!スムースなコミュニケーションがとれたら、

逆にもっと楽しい医療ができるかもしれませんね。直接、海外の風習なんか聞けますし。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

続報です。

余談ですが、下の子も5ヶ月になりました。こちらも、予防接種はちゃくちゃくと進んでいます。

生後1ヶ月目にB型肝炎、2ヶ月目に5種混合(DPT ポリオ HIB)、3ヶ月目にB型肝炎、4ヶ月目に5種混合2回目・・・と、やってきました。

上の子は、ジャカルタで生後1週間目にB型肝炎、2週間目にBCG(ツ反なし)、1ヵ月半目にB型肝炎2回目、2ヶ月目にDPT1回目、

2ヶ月1週目でポリオ(経口)、3ヵ月1週目でポリオ(経口)2回目、3ヶ月半でDPT2回目、4ヵ月半でDPT3回目とポリオ、

6ヵ月半でB型肝炎3回目、9ヶ月で麻疹、でした。その後、日本でDPT追加、風疹をやり、パナマでHIBを1回、水痘1回、

A型肝炎を2回接種しています。


パナマのように一年中夏の所だと「風邪」には無縁のように思われますが、結構良く風邪をひくのです。

家の中と外の気温差が激しいからだと思います。あと、色んなウィルス?がいるらしいです。

普通の家庭では、温度調節をうまくしてますが、スーパー、デパート(そう言えるほどのものでもないんですけど…)レストラン、

ホテルなどは、本当に冬?というくらいガンガンに冷房を効かせてるのですが、建物を一歩出れば、

34度の暑さ…ですから、そういう所へ出かける時は、長袖を用意しないといけません。

<コメント>

四国の田舎町も同じようなことが言えます。冷房を効かすこと以外

ろくなサービスができないからでしょうね、エネルギーの無駄遣い、環境破壊、、、、、。


裕福なインドネシア人たちは、産後は育児はベビーシッターにお任せして、母乳も「形がくずれるから」という事で、

すぐに止めてしまい、ダイエットに励むそうです。

一般家庭の人も「母乳」は長期あげないようで、「粉ミルク」主体のようですが、貧しい人々にとっては、

粉ミルク代がかかるのが非常に負担だと聞きました。

又、インドネシアでは「近所付き合い」が、わずらわしいくらいに盛んで、近所の人が育児に色々口を出したり、

面倒をみてくれたりするのが普通の様でした。

私はアパートに住んでいて、外国人なのですが、それでも色々な人(アパートの住人、管理室の人、メイド、友達の家のメイド、

デパートやスーパーですれちがうおばさんなど)が、「その抱き方は赤ちゃんがかわいそうだ!

(インドネシアでは4、5ヶ月くらいまで立て抱きは禁忌で、赤ちゃんの足を開脚させてはいけないそうです

〜足が曲がって短くなるということらしい)」とか「泣いてるよ!泣かしてはダメ!」とか「お腹がすいてるんじゃないの?

ミルクはあげないの?かわいそうに」とか、本当に気軽に?言ってきます。

こう言う事は、日本ではあまりない事だな〜と思いました。皆が「赤ちゃんは大切なもの、かわいがるもの」という

認識なんだと思いますが、正直わずらわしいくらいに感じてました。

<コメント>

特に、東南アジアでは、みんなで子供を育てようという風習が残っているようです。

でも、その背景に、子供を労働力としてみている、ということはないでしょうか?

 


「日本の子育て」… 地方によっては独特の風習もあるのかもしれませんが、やはり、

教育も情報も平等に国民全般に行き渡っているし、新しい情報が浸透するのも速いですよね。

そういう影響からか「最新の!」というものをどんどん取り入れていて、私としてはすばらしい事のように感じてしまいますが、

実際に日本で育児をしてみると情報があり過ぎたりして「何が良い事なのか」分からなくなったり、

「ノンビリ自分と子供にあったやり方を考える」余裕がなくなってしまうかもしれません。

インドネシアで、私の出産予定の病院では、週2回の「お産教室」のようなものに行ってました。

(確か)妊娠8ヶ月以降から参加するもので、裕福なインドネシア人の妊婦さんが参加していました。

助産婦さんの指導の元、30分くらい「妊娠体操」をし、その後に「赤ちゃんの清拭」「母乳の管理」

「緊急時の対応法」についてなどの講義があります。その「講義」の中で一番ビックリした事は、

助産婦さんの「緊急時の指導」でした。

助産婦さんは「もし、出血があった場合は、まず、この病院に電話してください。

けっして、親や近所の人に相談して、そのとおりにしてはいけません。彼女達の知識は古いモノです。

とにかくまず、この病院に電話して、指示を受けてください」とおっしゃってました。

私は、別のインドネシア人で、子供を5人くらい産んでるおばさんが言ってたことを思い出しました。

その人がバスに乗ってたら、近所の妊婦さんが「出血」したそうです。で、彼女に言わせると

「それは赤ちゃんが怒ってたのよー!ハハハ!」という感じでした。

で、その妊婦さんはどうなったのかは不明ですが、「それは危険なのでは?」と聞くと「いや、ただ怒ってただけだから、

なんでもない事」と言ってました。

また、現地の妊婦さんのお腹は本当に大きいのです。私はもう臨月でしたが、自分が7ヶ月くらいに見えました。

とにかく親や近所の人が「どんどん食べるように」と薦めるらしいのです。

でも、私が出産した時には子供はしっかり3200グラムありましたが、他の方々は殆ど2500グラム以下でした。


   オーストラリア、アデレードから、出産、育児情報がいただけることになりました。

乞う、ご期待です。とりあえず、開設されているHPをご紹介しておきます。

アデレード生活のホームページI LOVE AUSTRALIA


イギリスからご相談があり、医療状況をお知らせいただくことになりました。

 私自身、こちらに来てまだ四ヶ月ですので知らないこともまだ多いのですが。

こちらの医療制度ですが、GP(General Practitioner) 制度です。 風邪を引くなど医者にかかる必要のあるときはまず

GP(一般医)の診察を受け、必要と認められる場合のみ、専門医に紹介をしてもらうというシステムです。

イギリスの場合NHS(National Health Service) 、つまり公立の医療機関にかかるかぎりは基本的に医療費はいりません。

 しかしそのためかいろいろ問題もあるようでよくマスコミに取り上げられています。 

まずGP制度ですが、イギリスの場合、すべての住民はその地区内のGPに登録することになっています。

つまりかかりつけ医がきまるわけです。 それ自体は良さそうなのですが情報がないときに登録するわけですから、かなり冒険です。

変更はかなり面倒らしいです。 しかも登録してたからってその先生にいつも診てもらえるとはかぎらないみたいですし。

(各診療所には先生が4〜5人位いるようです。実際息子が風邪をひいて診てもらったときも違う先生でした)

また診療はすべて予約制ですが、その予約をとるのもたいへんです。 息子が39度の熱を出したときは、朝8時半に電話したのですが、

緊急かとしつこく聞かれ、そうだと思うと答えると漸く2時半に予約をとってくれました。

大人の場合だと二日位待たされることもあるそうです。 そのかわり先程も触れましたが診療費はただです。

あとGPは国家公務員みたいなものですので、誤診とかしても罪にはならないそうです。 ふつうなら医師の免許を剥奪されても

いいような医者でも、ほかの地域に配置替えをするという処置だけですませられるそうです。(こちらに長い日本人の人から聞いた話です)

以前住んでいたオーストラリアもGP制でしたが、そこはどこのGPにかかってもよく、気に入らなければ別の医者にかかることができたの

ですが、おなじGP制でも随分違います。

<コメント>

イギリスの医療情勢は先日のテレビでも大きく取り上げられていました。フランスで手術を受けるのに、国家補助を出すと。

それほど、医療施設、人員がたりないということらしいですね。日本の医療改革も大揺れですが、

あちこち見ていくと、どうもまだましかなという印象を受けます。最終的には財政なんでしょうが、

いくらただでも、医者を選べず、何日も待たされるとなると、、、、、(23 FEB 02)


カナダからお嬢さんの癖について質問された方から情報をいただきました。

カナダの情報を伝えると書いておきながら、一ヶ月以上も経過してしまったことをお詫びいたします。

その節は有難うございました。

さてカナダですが、私がびっくりしたことがあります。ご存知のとおり、冬はものすごく寒いです。

だからでしょうか、クーファンにもなるベビーシートにすっぽりとかぶせるカバーがあるようで、車からお店へ移動するときなど、

他の赤ちゃんの顔を見ようとひょいと覗いても見られないことがあります。赤ちゃん苦しくないのかな、といつも思ってしまいます。

そして離乳食ですが、日本では食べた後に母乳かミルクをあげるようですが、こちらでは食べる前にあげます。

おかゆの代わりにシリアルを母乳、ミルクまたは水で伸ばしてあげています。その他はほとんどベビーフードに頼っています。

母乳の赤ちゃんはビタミンBを摂取するようになっています。

おもしろかったのが、母乳育児推奨のコマーシャル。あるレストランの風景、母乳をあげているママが皆と談笑しているシーン。

「何かおかしい(間違っている)ところはありますか?」というテロップがでます。

私のファミリードクターが言ってましたが、カナダの女性は母乳育児をしたがらない傾向にあるらしいです。

「あなたはどうする?」と聞かれて「母乳で育てます。」と言ったら「ご主人は賛成しているの?」と尋ねられた事が

すごく印象に残っています。

<コメント>

スイスの方も書かれていましたが、フランスの女性はやはりオッパイの形を気になさるようで、カナダもフランス系の地域が

独立するなんて話があるくらいですから、、、、それにしても育児は本当に科学的なことだけで割り切れるものではないようですね。


 

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