感染症情報履歴2000/1〜12rreki3

クリスマスの前後、ずいぶん冷え込みましたが、また昨日、今日と日射しは暑いくらいです。

その中で、病児保育施設開設のため、祖父の代からのレントゲン器械を撤去しました。

重いトランスはPCBの関係で、処分できず、やむなく車庫に保管しました。

古典的心電計も出てきて、器械屋さんもこのタイプは見たことがないということで、

廃棄せず、そのうち高値がつかないか、オークションにでも出してみようかと思っています。

明治、大正時代の医学書もごっそり、好きな方がどこかにいらっしゃるでしょうね〜。

さすがにヘルパン、手足口病は姿を消しましたが、嘔吐下痢症はまだこの暖かさでは、

なりをひそめています。インフルエンザ情報もちらほら、このまま春になるのでしょうか。

次回更新は2001年になります。みなさま、よいお年を!!(28 DEC 00)

さすがに、嘔吐下痢症を中心に外来も混み合いはじめ、相談メールも増え、

くわえて、何やかや会合もあって、更新が遅れてしまいました。

まだ、年賀状も用意できていません。

おたふくかぜ、水痘も多く、さらに、一部で風疹、りんご病も散見されています。(22 DEC 00)

大きな寒気団が南下して、この温暖な町にも木枯らしが吹きました。

冬は冬らしくないと、と思いますが、1歳前後のお子さんにとっては、かぜがなかなか治りにくく、

やっかいな季節のうえ、これから嘔吐下痢症、インフルエンザと、スタンバイしています。

無用な外出は避け、治療は早め早めに(14 DEC 00)

師走に入ってしまいました。上表に見られるとおり、当管内でインフルエンザが2例

報告されました。年齢は30台、40台各1例ですが、どこの方か、またインフルエンザと確認されたのか

不明です。とりあえず速報ですから。メール相談でも、ワクチンに関する質問が増えてきました。

メディアでも様々の意見が飛び交っています。少なくとも、昨年のような品薄という状況には

なりそうにありません。ただ、まごまごしていると、接種して即日効果が出るわけではありませんので、

間に合わなかった!てことになりかねません。(7 DEC OO)

ようやく街路樹も色づきはじめ、秋らしいたたずまいになってきました。

最も好きな季節なのに短くて残念、もうクリスマスだ、年賀状だとあわただしくなってきました。

乾燥する季節です。咳が長引いたりする子がふえています。

お部屋の加湿に十分気を配ってください。(11 NOV 00)

朝夕ぐっと冷え込んできましたが、昼間はびっくりするくらいポカポカです。

   紫外線もとても強いようです。市内では、おたふくかぜがかなり流行しています。

   大人で罹っていない方、ご注意ください。(24 NOV 00)

やっとここ2−3日気温が下がり、冬の感染症である嘔吐下痢が散見されるようになりました。

地球温暖化は確実に進行していますが、対応はいまいち、しかし、ウィルスや細菌の世界は、

人間よりずっと敏感に反応しているようです。(16 NOV 00)

立冬を迎えたというのに、暑い日!!が続いています。3〜5の連休、出かけられた方は

半袖でも汗をかかれたと思います。ということで、相変わらず夏のかぜも散見されます。

今日になって、ようやく少し冷え込んできたようですが、この地ではまだまだ、、、、、。

インフルエンザワクチンをされる方が増えてきました。どうも、今年も

全国的に品薄になりそう、暖冬で流行しないことを願います。(9 NOV 00)

寒暖の差が激しく、上表も珍しいパターンを示しています。吸入をする子がふえ

 案の定、台風崩れの低気圧が通過中。北海道から「ナナカマドの実を食べたが

 大丈夫か?」という相談がありました。もう真っ赤に色づいているのでしょう。

 こちらの最高気温は27度の予想。とても11月とは、、、、、。(2 NOV 00)

byふ〜  秋深まり、柿が色づく頃、季節労働者である

小児科医の午後はまさにこんな感じです。

お絵かきがご趣味のお母さんからいただいた

「哀愁の秋」と題された1枚。犬にはちゃんと

餌はやっているんですが、、、、、。

温かかったり、寒かったりで、いろんな感染症が

混在しています。(26 OCT00)

インフルエンザワクチンをされる方が増えてきました。先々週のこの欄で、13歳以上は

1回または2回というメーカーの文書をそのままご紹介しましたが、1回でもいいという議論は

ここにきて突然でてきたわけで、どうも根拠に乏しく不審に思っています。

ウワサによるとやはり品薄になりそう。で、すでに何回か罹った方や、ワクチンを何回かしている方々は、

たぶん過去の抗体があるだろうから1回でいいというかなり不透明な理由をつけて、

厚生省あたりが決めたようです。高齢者が1回で済ませば、品薄という誹りを

免れうるのではないかという、いかにも従来型の発想のような気がします。結果がどうなるか、

どうせ頭の一つ下げればいいくらいに思っているのかもしれません。とにもかくにも、

13歳の根拠を、現場で実施する者に知らしめて欲しいと思っているのは私だけではないようです。

外来は、まだ夏の病気がみられます。(19 OCT 00)

今回の鳥取地震に際しましては、多数のお見舞いメールをいただき、ご心配をおかけしました。

阪神淡路大地震の時と非常に似た揺れ(ゆらゆらと横揺れ)でしたが短時間でした。

でも、あの時を思い出し、これはどこかで大きな地震が!とすぐ感じました。

こちらは被害はなく、あらためてお礼申し上げます。

流行性耳下腺炎は今週に入り、もっと増加しています。麻疹が2例報告されていますが、

当院ではありません、どこなのかわかりません。もし事実なら、ワクチンを接種されてない方は、

スケジュールを変更してでも麻疹を優先しましょう。麻疹は、重い病気です。(12 OCT 00)

インフルエンザワクチン接種開始しました。

在庫は十分ありますが、早めに

予約してください。(0120−145−633)

インフル工ンザ流行前(10〜12月頃)に、

13才未満の人ではふつう2回、13才以上の人では

1回または2回接種します。

2回目の注射はできるだけ今回と反対側の腕に

受けて下さい。

@接種当日はいつもの通りの生活をして結構ですが、

激しい運動はさけて下さい。

A入浴しても差し支えありませんが、注射部位を

こすることはやめて下さい。

B注射後に注射部位が赤く腫れたり痛む場合が

ありますが、通常4〜5日以内で治ります。

なお体調に変化があれば

速やかに医師の診察を受けて下さい。

C卵アレルギーのある方は、まれに(30分以内に)

じんましんや息苦しさを認めることがありますので、

院内で様子をみてからお帰り下さい。

 運動会のシーズンは、秋の健診シーズンでもあります。3日にある保育園に行って来ましたが

けっこう咳、鼻を中心としたかぜが多いようです。大人も含め、季節の変わり目、体調には十分

お気をつけください。このところ質問がぐっと減って、いよいよこのサイトも閉じようかと

思っていましたが、それほど感動的ではなかった閉会式の次の日からまた質問が急に増え、

お母さんたちもオリンピックの間は、子供の世話どころじゃなかったのかなと、、、、、。

たしかに、シドニーオリンピックは女性ががんばりましたね!(5 OCT 00)

朝夕大変涼しくなっていた反面、昼の日差しはまだまだ厳しく、温度差に対応できず

かぜをひいてしまう子がふえています。おたふくかぜが少しはやっています。(28 SEPT 00)

大変いい天気が続いていますが、そんな時,早くもインフルエンザの予約が入り始めました。

10月にはいるまで、入荷時期ははっきりしませんので、お名前だけ伺っています。

昨年の50%増で入荷予定ですから、足りなくなるとは思いませんが、乳幼児、受験生

家庭に高齢者のいる方は,やはり受けておいた方がいいと思います。(21 SEPT 00)

秋雨前線が停滞し、台風が通過し、一気に朝夕涼しくなってきました。

少し喘息さんが出ているようです。

ここ2週間くらいの間に川崎病(MCLS)を2例経験しました。

伝染性疾患ではありませんが、過去のデータでも、流行らしき波を示します。

依然、原因ははっきりしないだけに要注意でしょうか。(14 SEPT 00)

 ロシアの大統領が涼しさを持ってきてくれたとか何とか、どこぞやの首相がおべんちゃらを言っていましたが、昨夜あたりからやっと朝夕涼しくなりましたが、昼間はまだまだ、我が家の次男は、ひがなこんな調子です。

 で、夏かぜの一つ、ヘルパンギーナが今頃になって少し増えてきました。口の痛みで食べれなくなります、水分だけでも、こまめに与えてください。

 「お知らせ」に4本UPしましたが、風疹、2種混合忘れないように受けましょう。

残暑お見舞い申し上げます。ほんとに残暑か!もう一回お見舞いしないといけないくらいです。

松山周辺はいよいよ渇水、こちらも患者さんは夏枯れ、フー!

流行はおたふくかぜが少し、お母さんのなかにもかかっている方が、、、。

週末には、日本外来小児科学会が大宮!で開かれ、がんばって参加してきましたが、

いやはや暑いし、、、、。医者の休日でご報告します。(31 AUG 00)

暑さが止むところから、処暑と言うそうですが、実は私の誕生日。(阪神連敗は止まるし、

上位は劇的さよなら負けをするし、最高のプレゼントでした。)

24節気の言葉は、その季節の始まりを示していますのでまだまだ日中は暑いですね。

夏休みもあとわずか、学校の宿題に躍起となるころです。

あいかわらず外来はひま、これから2ヶ月くらいは医者は青くなってしまう時期なのです。

26日、27日と、第10回日本外来小児科学会で勉強してきます。(埼玉まで!!)(24 AUG 00)

平穏な外来です。例年のことですが痛ましい水の事故、交通事故が報道されています。

  気をつけて残りの夏を過ごしましょう。(17 AUG 00)

手足口病もほぼ終息し、当地方では、幸い他の夏かぜグループ(ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱)

などの流行もなく、平穏です。ただ、これからお盆休みにかけて、無理して帰省してきたり、子供の体調を

無視したスケジュールで動く機会が増えます。そうしたとき、思いがけない事態が発生します。

肺炎になったり、髄膜炎を起こしたり。とりわけ年長児は疲れがたまっています。夏休み後半に向けて、

十分、休養をとっておきましょう。(10 AUG 00)

台風くずれの前線にそって湿った雨雲が流れ込み、この一週間、激しい雨に見舞われました。   

暑中見舞いの季節ですが、

皮膚科の女医さんからこんな

しゃれた写真つきメールを

いただきました。お月見にして

は気が早いと思いましたが、

東京練馬産の「頭虱」だそうで、

ま、しばし納涼ということで。

(3 AUG 00)

髪の毛についた頭虱の卵

卵にはなかなか効果がないので、

シャンプ−後に卵のついている

毛を切るか、卵を しごいて、

取り除くと早く駆除できます。

頭虱の成虫

頭虱もけっこうすばやくてピンセットで

捕まえるのも特殊技術がいります。

治療はスミスリン(ロ−ション、パウダ−)

薬局にあります。

当地の手足口病の流行はピークを過ぎたようです。ただ、上記項目にない夏かぜは

   かなり多いようです。高熱、頭痛を主症状とするタイプ、咳のながびくタイプが多いようです。

   先週の繰り返しになりますが、過密なスケジュールを避け、調子を崩したときは

   しっかり休みをとらせましょう。(27 JUL 00)

梅雨が明けました。当地の新聞でも大きく報道されましたが、手足口病は全国的に拡大しています。

   報道にもありましたが、無菌性髄膜炎、脳症を合併するケースがまれにあります。

   これはウィルスの種類にもよりますが、十分な安静、水分補給など家庭でのケアでも

   予後に差がでます。そもそもこの時期、プール、お祭り、旅行、キャンプ、等々

   子供のスケジュールもいっぱい。疲れもたまっています。無理は禁物。(20 JUL 00)

さらに手足口病は拡大し、無菌性髄膜炎を

合併するケースも散見されます。高熱が出た

場合ご注意ください。こまめに水分補給を

心がけて。

名前のつくような疾患ではありませんが、

夏場特有の高熱のみのケースも見られます。

特に、年長児は、こじらせやすいですから

しっかり安静を。(13 JUL 00)

夏場によく見られる、おむつの色の変化です。

これは比較的珍しいピンク、多くはレンガ色の

染まります。尿酸塩の結晶で、心配はいりませんが、

ちょっとびっくりしますね。

梅雨明け宣言はまだ聞かないのですが、ここ数日、完全な晴れ、夏本番といった感じです。

   手足口病は、市内全域に拡がっていますが、あまり重症感はありません。

   このところ、黄ブ菌、セラチア,O157と細菌が主役のニュースが続いています。

   我々は、多くの微生物と共存していることを忘れてはなりません。

   おたくの冷蔵庫は大丈夫ですか?(6 JUL 00)

めったなことは書けません。たしかに先週ちょっとかぜをひきかけたのですが、

   さっそくお見舞いのメールを多数いただきまして(海外からまで)この場でお礼を。( _ _)

   M,L,K社ののど飴を交互になめ、酒をくらって早寝して治してしまいました。

  ま、その程度のことで、というより、とにかくそこが肝心で、早期治療です。

  子供は、その程度では元気いっぱいに見えますから、夜中にガーンと

  突然発熱したように見えるだけ、親に、その前兆がわからないのは無理ないっす。

  さて、手足口病は、本格的にはやってきたようです。今更なんですが、上記表は

  宇和島地区4定点の集計で、実際は郡部も含めもっと患者さんは多いのです。(28 JUN 00)

というわけで、ちょっと解説、

 いわゆる夏かぜ症候群の一つ、コクサッキーA16,エンテロ71などが病原ウイルスです。そもそも、この病気私が 小児科になりたての頃はほとんど流行もなく弱小ウイルスでしたが、麻疹などが予防接種のおかげで流行があまりなくなるにつれて、大きな顔をするようになりました。1昨年は 台湾でエンテロ71の大きな流行があり、

脳炎などによる死亡例も多く 出て、日本でも数例ながら同様のケースが報告されました。 写真にあるように水痘に似た 水疱を有する発疹が手のひら、足の裏、口腔内にできるのですが近年膝やお尻にも見られます。軽いかぜ症状を呈するくらいで普通は終わります。今年は特に手足の発疹が小さく写真のようなケースはあまり見かけません。

やってしまいました。気をつけていたのですが、かぜをひいて、のどが痛くて、咳がでます。

冷房のかかったタクシーで移動し、汗だくでツ反、BCGをしたりするこの季節、

よくやるんです。同じような症状の子供さんも増えています。しんどいので、今回はこれだけ。(23 JUN 00)


外来の傾向は変わりありません。発熱、口内炎などを伴う

夏かぜ症候群(ヘルパンギーナ、手足口病以外にも)がやや増えてきています。

今週は、PHOTOGALLERYに、伝染性紅斑をさしかえました。(14 JUN 00)


梅雨入り宣言があり、夏かぜの一つ、手足口病が増えてきました。

それにしても、ポリオは結局無関係とされ,9月には再開されるようです。

大人への感染例が宮崎から報告されましたが、これはあり得ること、

故に集団で接種しているわけですから、その辺の説明はよく読んでおくべきでしょう。

実施側も、さらに啓発しなくてはなりません。

メディアの報道のしかた、また反省!すべきですね。不安をあおるやり方、

止めて欲しいと思います。この間、どれだけ多くのおかあさんたちが不安と怒りに

あふれ、ネット上をさまよっていたか、(8 JUN 00)


大きな流行ではないのですが、風疹、りんご病、水痘、手足口病、

さらに、おたふくかぜ、麻疹などが見られます。嘔吐下痢タイプのウィルス性胃腸炎は、

あいかわらずかなり見られます。ま、先週とあまり変わりませんが、、、、。

第2期、3期日本脳炎予防接種が始まります。対象は、小学4年生中学3年生です。

ついつい忘れやすく、接種率が落ちています。お早めに!(1 JUN OO)  

クリニック前の悲劇の桜が、ようやく3分咲きになりました。昨年はもう満開でしたから(プロフィール参照)、今年はずいぶん 遅いわけです。当地も3日前、春雷があり 気圧の谷が通過しぐっと冷え込みましたが右写真は今日の昼休みに撮影したもの。これで、一気に満開となることでしょう。それでもまだ花冷え、あいかわらず  嘔吐下痢症は減りません。アレルギーがらみの気管支炎も増えています。     (30 MAR 00)

今週前半は軒並み嘔吐下痢でした。松山での集団発生はSRSV(small round structered virus)

  のしわざと判明しました。有名なロタウイルスやアデノウイルスの1/3位の大きさで

  たくさん種類があることが知られてきました。嘔吐下痢症は何度も罹患するということです。

  ところで、19日夜、松山城に大きな落雷がありました。たまたま近くで食事をしていましたが、

  すっごい迫力でした。季節の変わり目、風邪気味の子も少なくありません。(24 MAR OO)

報道でもご存じの通り、嘔吐下痢症は依然多発し、集団発生している学校、幼稚園もあります。

 暖かくなって、重症例はありませんが、感染力は強く、大人の症例も多いようです。

 風疹の2例は、明らかな感染経路のわかっている兄弟例で、(お父さんが出張先で罹患)

 流行の様相はありません。(16 MAR 00)

週末には必ず雨、というパターンは崩れこのところ乾燥ぎみ、アレルギーがらみの症状では

   十分加湿した環境を保ちましょう。花粉症の患者さんも本格的に増えてきています。

   昨日はそれでも山間部は雪が舞う寒〜い一日でした。(9 MAR 00)

3月に入りぐっと春めいてきました。   庭の紅白の梅も満開です。

それに伴い、インフルエンザ様高熱疾患は影を潜め、咳、喘鳴を伴う、アレルギーがらみの呼吸器疾患が増えています。

 遠くの山は数日前の雪化粧がうそのように明るく輝いていますが、花粉症のない私でも なんだか目を細めたくなるような粉っぽい日射しです。(2 MAR 00)

大きな流行ではないのですが、風疹、りんご病、水痘、手足口病、などが見られます。嘔吐下痢タイプのウィルス性胃腸炎は、あいかわらずかなり見られます。

ポリオのことで、「ポリオネット」の掲示板に書き込んだらとたんにアクセスが増えました。保護者の方がややヒステリックに書き込まれていたので、小児科医として意見を述べたのですが、それで、やや鎮静したようです。16日になって、国の専門家が福岡で現地調査をはじめたと報じられましたが、もっと早く、と思わざるを得ません。

大丈夫だけど、2−3週間は様子をみろでは、誰も納得しないでしょう。当然のことながら、掲示板ではほとんどパニック状態でしたから、専門の方に一日も早く調査結果を発表いていただきたいと思います。

今週は、シンビジウム、改良?によって赤、黄、白とさらに大きなM丸みを帯びた花弁のものが豪華に飾り立てられますが、これは原種に近く、花弁も細く尖って、今ではむしろ新鮮です。(25 MAY 00)

外来の傾向に大きな変化はありませんが、一部の保育園で、伝染性紅斑(りんご病)が散発しています。大きな流行にはならないでしょう。

今週は、ポリオワクチンのことで小児科関係者、お母さんたちに動揺がありました。この件については「ちょっと一言」に書きました。皆さんで考えてみていただきたいと思います。

今週の花は先週に続いてハーブ、レモンを入れるとさっと鮮やかにブルーになるハーブティを飲んだこと、ありません?あれがMallowです。葉っぱもほうれん草のおしたしみたいにして食べることができます。すこし粘りがあります。これも駐車場のそばのプランターにほったらかしていますが、この時期たくさんの花をつけます。(18 MAY 00)
アッという間に汗ばむ夏の陽気、さすがに嘔吐下痢症もややかげりを見せ、外来は閑散、しかし、毎日どこかの保育園、学校健診が続き、けっこう疲れています。

宇和、吉田地区で若干麻疹がはやっているようです。予防接種のおかげで、大きな流行にはなりそうにありませんが、風疹とは格の違う重い病気→

早めに予防接種を受けておきましょう。

今週の花はチャイブ、ご存じハーブの一種で多年草、やはり毎年この時期勝手に咲いてくれます。葉も花もヴィシソワーズかなんかに刻んで散らすとアサツキや葱なんかよりしゃれています。

あらためて、衣服に注意、もうあせもつくってしまった子もいます(11 MAY 00)

依然、時期はずれの嘔吐下痢症が続いています。大人でも多いようで、けっこう高い熱も出るようです。食中毒の季節も迎え、食べ物には十分注意しましょう。

さて、GWは皆さんいかがでした?めずらしく好天に恵まれ、お出かけになった方も多いでしょうし、気温も夏のようでした。そろそろ子どもの病気も夏モードに入ってきます。

冷房のこと、皮膚の清潔、虫対策、食事の管理などご注意下さい。

今回の花シリーズは、アイリス、ギリシア神話中のにじの女神イリスに由来し,ゼウスとヘラの使者として天と地にかけたにじから地上へ下ってこの花に姿を変えたといわれ、花言葉は使命。これも駐車場の一角にほっておいてますが、5月には必ず咲きます。今回更新遅れました。(7 MAY 00)

前週からの気温の低下の影響でしょうか、季節はずれの嘔吐下痢症が多く見られます。しかしながら、全体としては大きな流行はありません。

で、さらに花シリーズ、キンギアナムはオーストラリア原産のれっきとしたラン、花も変わっていますが、ランには珍しく強い芳香があります。実は、私、これでも日本園芸協会「らん講座」修了証書を

持っていますが、この地の暑さに対処できず、また育児と同じで手抜きをしたため惨憺たる有様ですが、このキンギアナムは手のかからぬ種で、クリニック前の駐車場の片隅という過酷な条件の下で、この時期このようにたくさん花をつけてくれます。

連休を控え、慢性疾患のある方、旅行用の薬など、早めにかかりつけでもらっておきましょう。(27 APR 00)

なお、今月始めに警告した

風疹流行予測は、しっかりはずれ

そうです。

これはやはり1995年4月から

始まった幼児への接種の効果が

出ているものと思われます。

従来、はぼ5年周期で流行していましたが、

その温床となっていた幼児の流行が激減し

今回も単発で終わりそうです。ただ、

女子中学生の抗体保有率は、

集団接種から任意接種に変わって

接種率の落ち込みとともに徐々に

低下しており、対策が望まれます。

 
週末に、大きな気温の変化があり、少しかぜをひいた子が増えましたが、基本的にひま。ですが、タイガースが好調で、私はご機嫌です。で、花シリーズをもう少し続けます。

 ところで、このホームページも25日で一周年、お誕生日を迎えます。これまでにあったご相談の一覧をUPしました。

 偶然ですが、本日の愛媛新聞「おもしろサイト」にとりあげられました。けっして面白いサイトではありませんが、それはむこうさんのつけたシリーズの表題、育児支援サイトとして、少子化対策、虐待防止などに微力ながら役立てたらと誠意を持ってご相談に応じていきたいと思っています。

(20 APR OO)

コメントのしようがないほどひまです。入園、入学式などでお母さんたちはお忙しいでしょう。

   しばらくの間、学校、保育園での健診が忙しくなります。(13 APR 00)

  各地でお花見まっさかりのようですが、上表のごとく小児科経営を真剣に考えなくてはならないくらい浮かれてられない季節、ばりばりの不眠症の私もついついうとうとしそうなくらいひまでっす。というわけで、庭の花々をフューチャーしました。世の中、騒然としていますが、ここは別世界、この地の風土を作り上げたのたりのたりの日々(6APR OO)

ご注意

一部地域で、風疹が流行しはじめました。保育園を中心に、本格的な流行になりそうな気配があります。

予防接種を忘れている方は、早急にすませましょう。

特に成人、年長児!         (9 APR 00)

インフルエンザの流行は終息に向かいつつあります。嘔吐下痢症はよこばい、

  水痘がやや増加傾向にあります。花粉症が散見されるようになってきました。

  これから6月くらいまでつらいですよね、、、。(24 FEB 00)

 明らかにインフルエンザの流行は終息に向かいつつあります。

  ただ、気になるのはこのごろの気候、今日も宇和島は雪が舞っています。

  実は、まだ嘔吐下痢症の季節、このあとインフルエンザが再燃するのではないか

  という気がしてなりません。以下、全国の概況をMed Waveから抜粋しておきます。

 1月30日から2月5日までの1週間に、インフルエンザにかかった保育園、幼稚園児から高校生までの患者が15万784人に

 のぼったことが14日、厚生省のまとめでわかった。昨年11月からの累計患者数は36万4368人で、前年同期の約1.4倍になっている。

 厚生省は流行がピークになりつつあるとみている。

 全国からの報告によると、1月30日からの1週間に学年閉鎖があった学校は938校で、前週より89校多かった。

 一方、学級閉鎖は2732校であり、前週より360校減った。

 全国5000の医療機関を対象にした定点調査では、1月24日から30日の間に医療機関にかかった患者数は平均34.5人で、

 流行の目安とされる30人を超えた。前週の1.5倍で、すべての都道府県で患者数が増加している。

 特に、福井県(70.13人)、富山県(61.69人)、山形県(59.46人)、三重県(59.16人)、

 愛媛県(59.14人)、和歌山県(57.10人)、石川県(55.77人)の7県はかなりの流行がみられる。

 流行しているウイルスはAソ連型とA香港型で急に高熱が出て、筋肉痛などを伴う症状がある。 (17 FEB 00)

   今週に入り、流行のいきおいは多少落ちたかなという印象があります。

  ただ、2種類の流行も懸念されていますので、まだはっきり終息に向かいつつあるとは

  言い切れません、なお、十分な予防体制を。(10 DEC 00)

  表のごとく、インフルエンザは急増しています。幼児から、学童、高校生へ。

  養護の先生の報告では、有症児は休んでいるこの3倍くらいいて、まだピークは

  先のような気がします。症状は、突然の高熱、咽頭痛、関節痛、身体のだるさ

  で始まり、2−3日で解熱しても咳が続きもう一度発熱、という典型的なパターンに

  なっています。2種類のウイルスが同定されていて、2度かかる可能性もあります。

  嘔吐下痢症、普通感冒も混在し、現場は錯綜しています。(3 FEB 00)  

インフルエンザは先週に比べ5倍に急増しています。学校医としては、学級閉鎖を

  すすめていますが、この時期、マラソン大会や、音楽会、学芸会が予定され

  姑息的手段しかとってくれません。(何でこの時期といつも思うんですが)

  もう一つ、国や、県のホームページはインフルエンザに関してまだ12月の情報しか出ていません。

  これでは、インターネットの意味がないではないか!というより、見た人は安心して

  しまうんじゃないかと。リアルタイムに更新して欲しいものです。(27 JAN OO)

表の通り、はっきりインフルエンザが流行してきました。同時に、胃腸炎タイプのかぜ、

   溶連菌感染症なども混在しています。こういうときは、紛れこみの他疾患(マイコプラスマ

   腸重責、など見逃さない要注意が必要です。(20 JAN 00)

緊急Up

   今週半ばから、インフルエンザが流行の様相を呈してきました。予想より早かったのですが、

   年末年始と、成人式がらみのダブル連休で人の動きが例年とちがったようです。

   パターンも、里帰りなどで持ち込まれた家庭から直接乳幼児、そして保育所という

   流れのようで、学校はまだ流行していないようです。(15 JAN 00)

当地では、嘔吐下痢症もピークを過ぎ、いよいよインフルエンザの足音がひたひたと迫ってきました。

   この時期、特に年少児のインフルエンザの診断は大変困難です。(今年からインフルエンザウイルス

   検出キットが保険適応されましたが)というのも、インフルエンザは突然の高熱で発症しますが、

   年少児ではそれはしょっちゅうのこと。初期には扁桃炎などとの区別は困難です。

    昨日、お父さんが40度の熱を出しインフルエンザではないかといわれている1歳児が来院しました。

   お父さんはお正月頃、同窓会で大阪から帰ってきていた風邪気味の人と飲み会で会ったそうです。

   ムムー。大阪はすでに流行中!、こうした疫学的背景が重要で、例年、このような形で、

   この時期から当地にもインフルエンザが持ち込まれるわけです。

   それにしても、ヨーロッパでの流行はすごいようです。 11日のロイターは「 世界各地で

   インフルエンザが大流行。感染者にとって、最悪の2000年問題は、コンピューターではなく、

   インフルエンザになってきた。」と伝えています。 ご用心下さい。

   松山地区では抗体保有率の低いAソ連型がすでに多数報告されています。

   インフルエンザに関しては「ちょっと一言」にも書きました。(14 DEC 00)

あけましておめでとうございます。

    といってもこのページの更新は木または金ですので、本年はもう七草になってしまいました。

   そういえば、このところ胃はもたれ気味、たまたま七草粥セットというのをいただき(無農薬栽培

   ササニシキ一合、霊峰月山自然水「若水」1リットル、塩小さじ半分、それに七草詰め合わせ)

   冬に不足し勝ちのビタミンの補給とお餅、お節と続いた重いものを止める合理的習慣とやら

   七草の詳しい「いわれ」まで勉強しました。ただし当地はみかんの産地ビタミンは過剰気味ですし、

   お粥だけとはいかずまたまた残りのお節(これが酒に合うものばかり)で飲んでしまうというていたらく。

   さて、外来は軒並み、はんで押したように嘔吐下痢症、この波が終わる頃インフルエンザが

   やってきます。その時期に備え、今日、いや明日から節制して医者の不養生にならぬよう

   体調を整えておかねば。(7 JAN 00)