ちょっと一言 バックナンバー3bn3

11月も半ばを過ぎ、ぽつぽつと嘔吐下痢タイプのかぜが見られるようになり、ようやく

   冬の到来が感じられ、正直ほっとしています。もちろん、冬はさまざまなかぜの流行する時期

   ですが、外来が忙しくなるからほっとしているのではなく、もっと次元の高い問題で、心配していたのです。

   11月になると、ゴルフ界では、秋のインターナショナルツアーが日本で開催され、御殿場、宮崎、

   指宿でビッグなトーナメントが続くのですが、今年の御殿場は景色がまるで違っていました。

   本来なら、美しい紅葉と、雪をいただいた富士、それを映す17番ショートホールの池と、

   まことに華麗な景色を堪能できるのですが、今年は富士に冠雪がない。真っ青な青空に、

   やや灰色がかったシルエットがやっと見える、というわけで、まことに味気ないだけでなく、

   ひしひしと地球温暖化という言葉を実感したのです。  

   たしかに、「感染症速報」にも書きましたが、この秋、ずっと手足口病、ヘルパンギーナと言った、

   盛夏の感染症が流行を続けていました。これも例年にない異様な現象でした。ちょうどその頃、

   新興、再興感染症に関するテレビ番組がありました。新興感染症のいえば、数年前に大ヒットした

   映画「アウトブレイク」を記憶の方も多いでしょう。あれは、現実に起きたエボラ出血熱の脅威に

   CDCが立ち向かうという筋立てでしたが、再興感染症というのは、その地域に見られなくなった

   はずの感染症が、さまざまな条件の下、新たに猛威を振るいはじめるものを指し、

   結核がそれにあたります。今回の放送は、マラリアが取り上げられています。

   海外から簡単に持ち込まれるようになったのはやむを得ないとして、宿主である「蚊」が、

   温暖化のなかで越年し、繁殖する可能性があるというのです。成田周辺の、雑草地や水路では、

   検疫の方が毎日蚊を採取しその生息状況を調べているそうで、その様子が映し出されていましたが

   まるで「アウトブレイク」を観たときの衝撃の再現でした。数年で、平均気温が3度上昇する可能性があり、

   そうすると、現在、石垣島が北限と言われている蚊の生息地域は四国西南部、まさにこの地域まで

   拡大してくるのだそうです。マラリア、終戦後は東南アジアからの帰還兵などに見られた熱帯の病気。

   私たちは教科書で教わっただけ、先日、山口でアフリカから帰った方が発症し、劇症の経過をたどり

   亡くなられたというエピソードもつたえられていましたが、適切に治療できる医師も、薬もなかったそうです。

   永田町住民のごたごた劇はいつものことですが、関係省庁間での利害、権益ばかり言って一向に進まぬ

   環境対策、もうそろそろ足下に迫っているもっと重大な問題を、遅れた紅葉といった身近な

   自然からのメッセージに気づく感性を、彼らに求めるのは 無理なのでしょうか?(20 NOV 00)

このところ、薬品を使った犯罪が多発していますが、先日、奈良で起きた母親が家族に対して

   行った行為は二つの意味でとりわけ特異なケースと思われます。第一にテレビや新聞などで

   ごらんになった方は、はっと思われたに違いないのですが、使われたであろう薬品が、

   きわめてポピュラーで、喘息や、ゼロゼロしやすい子供さんをお持ちの方は、おそらく一度は

   使ったことのある薬でした。吸入用に、ご家庭においてある方も多いはずです。

   そして、吸入を過量にしてしまうと危険であると注意を受けているはずです。

   問題は、その薬品の商品名まで明らかにされたこと。

   模倣事件が多いなか、危険を喚起する目的ならともかく、容易に手に入りうる薬品の

   商品名まで出してよかったか、疑問に思います。逆に、あの薬と知って、使用を控えた

   患者さんがいたら、喘息コントロールに支障を来します。適切に使えば、きわめて有用な

   薬品が、使いにくくなったのは医療側も同じ思いでしょう。あらためて報道のあり方に

   疑問を呈したいと思います。第二点は、動機、詳しくはわかりませんし、保険金が

   かけられていたわけですから、錯綜した経済的事情があったかもしれませんが、

   これは児童虐待の一形態ととらえるべきかも知れません。仮病、詐病の変形。

   子供を、わざと病気に仕立て上げ、自分自身への同情をかい、注目を集める、

   いわゆる「ミュンハウゼン症候群」。子供の尿にわざと血液をまぜたり、下剤を飲ませ

   いつまでも下痢が治らないと騒ぎ立てる。まわりの人々に気の毒ねと言ってほしい。

   たまたま、私が小児科医になってはじめて受け持った患者さんは、薬物の副作用による

   錐体外路症状を呈した女の子でした。学生時代に習った知識からはほど遠い病態に

   途方に暮れたものでしたが、指導医のちょっとしたアドバイスで事なきを得ました。

   毒物ではなく、薬物による副作用、中毒症状は系統的医学常識をはずれるという意味で

   診断しにくく、実に巧妙な手口であったといえるだけに、模倣犯がでないことを祈るのみです。

   ついでに、和歌山のカレー事件をはじめ、保険金がらみの事件が増えています。

   法外な保険にはいることが容易にできるというシステムが、こうした犯罪の温床に

   なっているわけで、なぜ保険会社、並びに、それに関わる医師の責任が問われないのでしょう?

   事件の幇助というより、主犯とも思えるのですが、、、。(23 JUL.00)

時の首相の「教育勅語」、「神の国」発言が論議を呼んでいますが、先の石原知事同様、

   全文をよく読んで真意を理解して報道して欲しいと、なかなかの硬骨ぶりを見せています。

   おりしも、ポリオワクチン投与後に発生した2件の健康被害(疑い)に関し、私たち小児科医や

   対象者を持つおかあさんたちに、少なからぬ動揺が拡がっています。新聞紙上では、

   「ポリオ接種後死亡」と大見出しで報じられていますが、全文をよく読むと「疑い」であり、

   医学的に確認されたわけではありません。しかし、見出しはほとんどワクチンが悪い

   と断定せざるを得ないフレーズです。そして厚生省は迅速に「接種見合わせ」を指示しました。

   私が言いたいのは、まず、報道の在り方、調査中であるにもかかわらず、あたかも

   ワクチン禍とする書き方です。何故、ポリオワクチンを実施しているのか、それが果たしている役割、

   このワクチンが接種できない開発途上国などで、未だに多くの患者さんが発生している事実、

   そして、これだけ多くの子どもたちが毎年受け続けてきてほとんど副作用がなかったにもかかわらず、

   今回もし関連があったとするなら、何故なのかをきちんとした解明を促し、再開への努力を訴えないのか、

   もしこのまま中止が続いた場合、どういうことが予測されるか、わかりやすく解説して、

   それらも同時に報道して欲しいのです。いたずらに不安をあおるのが報道目的ではないはず。

   多くの凶悪犯罪が多発しています。これらに対するメディアの姿勢も常々疑問に思ってきました。

   育児、しつけの在り方、教育現場の姿勢をあげつらい、いかにも父親が、母親が、教師が、地域の

   人々がなっていないと、訳知り顔の有識者にコメントを出させていますが、私は、その出版社、

   放送局、新聞社が、その同じ日にいかに邪悪で、低劣な番組、雑誌を作り続け、垂れ流してづけているか、

   それらが子どもたちにどれほどの影響を与えているかを知っています。というと、

   言論、表現の自由、報道規制などを持ち出し、ペンの権力を振りかざすのが常ですが、どうか公正に、

   そしてその与える影響をよく考えて、記事にして欲しいと思います。思い出すのは、もう20年あまり前の

   三種混合中止事件です。一件の事故のためにDPTが中止され、ほぼ撲滅されていた百日咳が再燃し

   多くの乳幼児が死亡した経緯を忘れてはならないのです。そして、その事実はほとんど

   報道されなかったことを。(18 MAY 00)   


今日、4月25日

このホームページが、1歳の誕生日を迎えました。

ちょっと見にくい表ですがこの一年間にあった相談

の内容をまとめてみました。それぞれの詳細につ

いてはQ&Aから、その一覧表を覗いてみて下さ

い。1年間管理、維持してみて気がついたことを

書いてみたいと思います。

まず、200件あまり、そのやりとりを含めると延べ

1,000回くらいメールが行き来したと思います。

その中で、何故?と思われるのは、医療機関に

かかっているまさに最中にその内容に関する質問

が来ることです。「もう少し詳しく聞きたかった、

意味が分からなかった、本当にそれでいいの?」、

といった質問です。もともとそのためのメール相談

なのですが、あらためて私も日々の外来で同じ

事をしているんだと実感、反省しました。

わかっているけど、わめき散らす子どもの前で

説明し、聞き取り、理解するっていうことは

なかなかできないこと。

 次に、育児は順調にさえいけば実に簡単で

楽しいもののはずですが、ひとたび不安に

おそわれると、お母さんの心はまるで

大海の小舟のごとく大揺れ、その不安は

退院後まもなく襲ってくることが多く、

ひとたび自信を失い、弱気になるとその後の

なが〜い家族の基盤が形成されないまま

危うく脆弱な親子関係が続いてしまう 、

非常に危険な状態になる、にもかかわらず、

支えるものがなく、この出発点であるごく早期に

育児不安が芽生えてしまうのです。

好きなゴルフにたとえますが、その人の

スィングはクラブを持った最初の一週間で

決まるといわれます。→

そこで間違うと、いくら頑張って努力しても

うまくいかないそうです。(私のように!何度放り

投げようと思ったか)

 赤ちゃんが産まれるということは、母親も、父親も

新たに生まれるわけで、まったく新しい作業が

始まるわけで、それにはやはり初心者のゴルフと

一緒で適切なインストラクターが欠かせません。

そして、そのシステムがない、あっても機能して

いないように思えました。一年間このサイトへの

お母さんたちからのアクセス状況をみて

決して無益な行為ではないと実感しています。

 すでに小児科医、看護婦さん、保母さん、

育児経験者など多くの方が同じような目的で

頑張っておられます。が、もっともっと多くの方が

より便利で、適切な支援のできるサイトを開設

されることを切に望みます。

中途半端な経済支援より、お産をしたらPC一台

差し上げちゃいましょう。お母さん同士の

ネットワークもアッという間に拡大しています。

ただ、育児観、というより、大きな価値観が

多様化しています。いったい良い子とは、良い夫婦

良い家庭とはどういうものを指すのでしょうか?

相談をしていて、今の悩みに答えることはできても

その先にあるものは見えてきません。太古の

文書にも「今時の若いのは」という文章が

見られるそうですが。(25 APR 00)

 


本日、自分でたまたま5,000アクセスをゲットしてしまって、考えました。

このホームページのテーマは、メールによる育児相談。昨年末、JIMA日本インターネット医療評議会が

「インターネット上の医療情報の利用の手引き」10箇条を発表しました。これは医療情報に限らず

極めて重要な視点ですので引用しつつ、私なりの考えを述べてみたいと思います。


<どんな情報を利用するか・・・質の高い情報を利用する>

1 情報提供の主体が明確なサイトの情報を利用する

情報提供者の主体が明らかでない場合、情報の提供に伴う責任があいまいになり、掲載された情報の精度が

低下しがちです。また、情報の利用に際して、トラブルが起こっても、十分な対応が期待できません。

情報提供者の名前、所在地、連絡先が明示されていて、その実在が確認できることが重要です。

<まさにそのとおり、他のカテゴリーならいざ知らず医療相談をおこなうなら、Dr.○○などふざけたハンドルネームでやってはだめ、

ネット上なりの責任を持つべきです。そして、信頼できると判断されたら、利用者も実在を明らかにして相互交流していくと

より実りあるネット利用ができるはずです。>

2 営利性のない情報を利用する

最新の科学的に見える情報であっても、情報提供の裏に物品の販売や特殊なサービス等の営利的な目的が

隠されている場合があります。その情報提供によって、誰かが利益を得る仕組みになっていないかどうかを

見極める注意が大事です。

<まさにそのとおり、現状では、この行為はあくまで非営利でなくては信用がおけません。リンク先までは制約できませんが

広告も一切おくべきではないでしょう。>

3 客観的な裏付けがある科学的な情報を利用する

一見、専門的な情報に見えても、その内容が独断的で、科学的な理解を超えるような疑わしい情報には

注意が必要です。関連する医学論文や記事、試験データが正確に引用されていて、きちんと科学的な

裏付けがなされている情報かどうかを判断する必要があります。

<この判断を利用者に求めるのはどうでしょう。そもそも、私の経験では些細な心配事すら、どこで、誰に聞いて良いか

わからずネット情報に頼ってきているわけで、臨床現場でいかに対応できていないということの裏返しです。そもそも

臨床医学はきちんとした科学的裏付けがなされているわけではなく、「うーん、そーねー、とりあえずこうしてみたら」としか

いえないことも多々あるわけですから。医学論文、記事、試験データ自体、胡散臭いもの、正反対の意見があるわけで。>

4 公共の医療機関、公的研究機関により提供される医療情報を主に利用する

組織としての責任を重視する公共の医療機関、公的研究機関では、提供情報を委員会や複数の専門家が

検証、吟味することにしています。このため客観性が高く、偏りが少ない情報源として利用するのに

適しています。ただし、個人的な発信もあるため、どの範囲が公的な情報かを確かめる必要はあります。

また、民間の中でも、客観的によく吟味されたことがわかる情報は、信頼性が高いといえるでしょう。

<これは基本的に了解できます。しかし、鵜呑みにはできません。すべての公共機関が、きちんと自らのサイトの内容を

把握し,検証しているかどうか疑問もあります。一般的にいうと組織の大きなところはレスポンスが悪いのではないでしょうか。>

5 常に新しい情報を利用する

健康や医学に関する情報は日進月歩で進歩しています。最新の情報も更新されないままでいると、

いつのまにか古い情報になって、その利用価値も変化していきます。掲載された情報が、いつ時点のものか、

またいつ更新されたのかを常にチェックしていく必要があります。

<これはまさにその通りだと思います。とっくに変わってしまった制度などがそのまま説明されていたりすることもあり、

きちんと更新されているかは、重要な手がかり、ただし、新しいことがすべて正しいかはまた別の判断です。>

6 複数の情報源を比較検討する

インターネット上ではいろいろな立場の人が、いろいろな考えをもって、情報発信をしています。

同じテーマでも、立場によって見方が違ってきます。特定の情報だけを利用するのではなく、複数の情報を

読み比べながら、自分に必要な情報を選び取っていく姿勢が大切です。

<これはまさにその通りだと思います。ネット上の情報に限ったことではありません。>


<どう利用するか・・・情報利用は自己責任で>


7 情報の利用は自己責任が原則

不特定の多数を相手に提供されている情報を利用して、万一利用者が不利益を被っても情報提供者の

責任を問うことは難しくなってきます。「情報の利用は自己責任で」を基本に、冷静、慎重に情報を

利用すべきでしょう。

<これもまさにその通りだと思います。やはりネット上の情報に限ったことではありません。>

8 疑問があれば、専門家のアドバイスを求める

インターネットなどで提供される医療情報の中には、現在の標準的な医療に合わないものや、

科学的な根拠のあいまいなものがあったりします。最新の医学の成果をいち早く享受できる

チャンスもありますが、反対に誤って自分の健康を損なう危険性もあります。

提供された情報を鵜呑みにせず、常にリスクを考え、疑問があれば主治医など医療の専門家の意見を求め、

適切なアドバイスを受けてください。

<できればそのとおりですが、3と同じ理由でなかなか困難、だからネット情報を出す側の誠意が問われます。>

<情報利用の結果は・・・自ら検証する気持ちで、よりよい情報共有を>


9 情報利用の結果を冷静に評価する


情報は、その情報が実際に利用された時に、内容価値に対する評価が下されていきます。

情報利用に際しては、情報の中身を自ら検証する気持ちをもって、また利用の結果に対しても、

冷静かつ公平に評価が下せる余裕が必要です。

<これもまさにその通りだと思います。容易に得られやすいだけ、安易に飛びつきやすいわけです。>


10 トラブルに遭った時は、専門家に相談する。

万一、医療情報を利用して、健康被害やトラブルを被った時は、ひとりで黙っていないで、医療の専門家、

公的な相談センター、あるいは中立的な第三者機関に相談してください。すみやかな情報の提供が、

次なる被害やトラブルの発生も未然に防ぎます。

<これもまさにその通りだと思います。ただ、ではいったいどこに相談すべきなのか、むしろ臨床現場でのトラブルが

ネット上の相談内容になることも多々あります。>


以上、このサイトをご利用になる場合も、当然、心しておいていただきたいわけです。

敢えて付け加えておきたいこととして、小児科の相談サイトなら、迅速性が求められる場合が多々あります。

多少正確性に欠けても、とりあえず、という返事を早く出してあげなければ意味をなさないと思っています。

利用者のマナーもお忘れなく。あまり役に立たなかった返事でも、これまたとりあえずレスを返しましょう。

繰り返し聞き直してもいいと思います。рナはないのですから、わかりにくかったら、求めているものと

違っていたらもう一度、じっくり相談できるメリットがメールにはあるのです。(22 JAN 00)

明けましておめでたいのかどうかわからない今年ももう1月半ば、心配していたインフルエンザが

いよいよ流行しはじめました。ぜんぜん足りなかったワクチン(自衛隊中央病院、都内超有名病院

などが結構買い占めたそうですが、防衛施設庁はいくらで購入したかなどは考えないことにして

なんと愛媛県への出荷量は全国14位だとか!人口比でいえばこれはかなりなもんですねー!)、

異様に早かったザナビル(A型、B型両方に効くインフルエンザ治療薬)の承認、

保険適応となったA型インフルエンザウイルス検出キット、某製薬会社によるホームページ上からの

新薬の被治験者募集、脳症、脳炎をおこしやすい解熱剤の発表と、一転しての撤回など話題には事欠きません。

前回でも触れたとおり、そもそもインフルエンザは大昔からあった病気、ここへ来て大騒ぎをしているのは

やはりここ1−2年の老健施設での集団発生と死亡、乳幼児の脳炎、脳症がセンセーショナルに

報道されたからです。しかし、これは以前から知られていたこと、流行の程度とその年の超過死亡率は

一致していたのですから。で、重い腰を上げた厚生省があたふたと上記対策をとったのはけっこうなことですが

報道されなかったらほとんど何もしない、の裏返しともいえます。だからといってマスコミを讃えるわけでは

ありません。ワクチン接種に疑義を唱え、弱腰厚生省に接種任意へと方針転換させたのもマスコミだった

わけで、その結果、何しろわが日本は先進国、いや発展途上国も含め、唯一ワクチン接種率は

右肩下がり一途なのですから。マスコミが強いのか、役所、医師会、学者、えらい人が弱いのかもう

定かではありませんが、香港で新型インフルエンザが出現したとき、鶏をすべて処分という英断を下したのは

マーガレット チャン女史。日本ではまずできない措置だったのを思い出します。◎◎省、××組合、

△△連合会などの圧力に屈して、すぐポシャルのがこの国の姿勢。国民はひたすら自己防衛しかないわけです。

とにかく、むやみに人混みにでない、負けない体力を保持、かかったと思ったら48時間以内に

病院へ行く(昨年実証されたアマンタジン、に加えザナビルがあるのですから、ただし、欧米での大流行で

果たして、期待通り手にはいるのかどうか?)、そしてひたすら安静、睡眠、栄養補給、

これで何とか乗り切りましょう。(14 JAN 00)

 

、